人として何が大切か、真の幸せとは何か

人間らしく生きる

折乃笠 公徳

今回は、下記目次の中の「2.私は何故わからなかったのか」 についてです。

目次

命題「人として何が大切か、真の幸せとは何か」に対し

1. 私は何がわからなかったのか
 ぼんやりとしている問題意識をクリアにする

2. 私は何故わからなかったのか
 問題を層別しねらいを定めるために現在の状況を事実で確実につかむ

3. 私がわかるための目標を作る
 活動の狙いを定めて、成果をはかるものさしをつくる
4. 命題 私がわからなかったことを掘り下げる
 真因をつかむために、現状把握で取り上げた問題点をさらに深く調査
5. 命題 わからなかったこととは
 真因を発生させないために、対策とその実行計画を立てる
6. わからなかったことを解決するために
 実行計画に基づき、対策を確実に実行する
7. 効果を確認する
 目標に対してどのくらい効果があがったかを把握する
8. 更なる飛躍を考える
 対策を実施した効果が元に戻らないようにする
9. 私は何がわからなかったのか
 ぼんやりとしている問題意識をクリアにする

「その4」では、「1.私は何がわからなかったのか」と
「2.私は何故わからなかったのか」について報告致しました。

その4 参照ください

その中で、「2.私は何故わからなかったのか」については、QCストーリー
(QC的問題解決アプローチ)の連関図を使って掘り下げていきました。

先ず、一次要因を「自分」「自分以外」「環境」「思想」とし、要因分析を実施、
「思想」以外は、少しずつわかってまいりました。

今回は、「思想」について、書籍や文献などで一から勉強をし直して、
それをQCストーリー系統図に落とし込み、要因分析を行いましたので
報告致します。

尚、本内容は、多くの書籍や文献などを読み込み、まとめたものです。
半素人の小生が、まことしやかに論じるのは、はなはな僭越でございますが、
今回は十分内容を理解できましたので、半堂々と論じさせていただきます。

 

1.「思想」の分類   

先ず、以下の系統図を御覧下さい。


左の系統図にて学問的分類をベースに整理致しました。
右の表は、その分類内容が「人」「幸せ」との関連性についてランク付けをし、
今後、更に詳細解析をするかの判定を致しました。
ピンク色が、詳細解析をするものになります。

 

2.大分類 (1次手段)

今回の要因分析で小生にとって非常に大きな成果は、「幸せ」を大分類できたことです。

1)人の「幸せ」を考える →  哲学、宗教

哲学、宗教は、「幸せ」を定義し、「人はどう、『幸せ』に生きるか」という問いに
向きあうものである。

2)「幸せ」を実現する手段 → それ以外の学問

医学は「健康」から、工学は「モノづくり」から、経済学は「富(資産)の循環と分配」から、
法学は「世の中のルール」から、教育学は「人を育てること」から、音楽、絵画、文学など
の芸術は「表現とその解釈」から、「幸せ」を実現しようとする。

 

3.中分類 (2次手段)

中文類は、〇〇科学という形で、学問的分類をしました。。
この分類の方法はいくつかあり、ある分類では、「形式科学」と「応用科学」を
「自然科学」に含めているものもありますが、今回は、エンジニア出身の小生として
こだわって、ウィキペディア(Wikipedia)方式を選択しました。

ウィキペディア(Wikipedia)学問の一覧

 

4.小分類 (3次手段、4次手段)

今回は、哲学、宗教が含まれる「人文科学」について報告します。

1)人文科学

大分類で示したように、哲学、宗教は、「幸せ」を定義し、「人はどう、『幸せ』に生きるか」
という問いに向きあうものであります。

ここで哲学は、西洋哲学と東洋哲学に分類できます。

(1)西洋哲学 : 自らの頭で考えた合理性が根拠

「人間とは何か」「より善く生きるにはどうしたらよいか」、といった問いを、
人間自らの頭で考え、合理的な答え・結論を出していく。

(2)東洋哲学 :  東洋独特の思想とも言える考え

その土地に結びついた生き方や価値観、精神性を整理して”真理”と提示するもの
東洋哲学で有名な人物に、中国の孔子や孟子があげられる。

宗教については、上記哲学と比較しながら論ずるととても分かりやすくなります。

(3)宗教 : 絶対的な存在への信仰

宗教では、絶対的な価値としての『神・教祖・教義』を掲げ、その教えを信じることに
よって真理に近づこうとする。
真理そのものが、神からの啓示によって直接与えられるため、
最終的な答えがいきなり出てしまっているという点は哲学とは対照的。

(4)倫理、道徳について

ここで、「人」「幸せ」を論ずる時、一般的に、倫理、道徳を用いますが、その位置づけについて示します。

①倫理学と哲学の関係

倫理学は哲学の一部門です。つまり、哲学は倫理学を含む、より広汎な学問です。
規範とくに倫理ないし道徳について考える哲学という意味で、倫理学はしばしば
「道徳哲学」とか「実践哲学」とも呼ばれます。
「倫理」と「道徳」を同じ意味に捉えます。

②論理学とは

倫理学とは、規範の根拠について考える学問です。
規範とは「〜はわるい」「〜はよい」「〜してはいけない」「〜してもよい」「〜すべきだ」
「〜すべきではない」といった文で表現されることがらであり、規則、ルール、戒め、金言、法律、
倫理、道徳などの内容をなしています。
また、それは「権利」「義務」「責任」などの言葉によって表現されることもあります。
「倫理学する」とは、さまざまな規範の根拠、すなわち、どうして「〜はわるい」のか、
「〜はよい」のか「〜してはいけない」のか、「〜してもよい」のか、「〜すべき」なのか、
「〜すべきではない」のか、という理由を、他の人にも理解できるように、筋道を立てて
示そうすることです。

 

5.今後の進め方

今後、「自然科学」「人文科学」「応用科学」について、勉強していきたいと思います。

ただし、本題のエッセイ第三弾「人として何が大切か、真の幸せとは何か」という観点で
メリハリを付けていきます。

小生として、現在の注目点は、心理学です。
マズロー、アドラー、フロムの思想が非常に、哲学や宗教を考えるのに
素晴らしいアプロ―チになり事がわかりました。

次回はこの点を中心に語って参ります。

 

6.引用 書籍や文献

1)書籍

(1)ほんとうの宗教とはなにか ひろさちや著 ビジネス社

(2)禅学入門 鈴木大拙 講談社

(3)倫理 清水雅博著 学研

2)文献

思想、哲学、宗教の違い

日本人の「宗教偏差値」が世界最低レベルになった3つの理由

人間性心理学における「宗教」の位置づけ

自然科学とは何か

なぜ倫理を学ぶのか

 

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