先週の土曜日の午前、笹子追分人形保存会の新たな拠点である「継承の館」の開館式に小山田信茂公顕彰会の役員として参加させていただきました。
会場は、大月市笹子町黒野田、笹子駅からほど近い場所にあります。
笹子追分人形は、江戸時代からこの地に伝わる人形浄瑠璃で、山梨県指定の無形民俗文化財です。義太夫節、三味線、そして三人遣いの人形が一体となって物語を紡ぐ、たいへん奥深い郷土芸能です。
しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。水害による人形や衣装、舞台の流失。後継者不足による活動休止。時代の流れの中で、一度は途絶えかけた灯火であったそうです。
それでも、地域の皆さんの熱意により、平成の時代に復活し、保存会の皆さんが今日まで懸命に守り続けてこられました。その努力が、今回の「継承の館」という形になったのだと思います。感動!
小生、メンバーには友人居るので、その苦労は痛いほど聞いています。
開館式では、神事、テープカット、目録贈呈、感謝状贈呈、市長や保存会関係者のあいさつ、そして記念上演として「三番叟」と「団子売り」が披露されました。

小生、会場でその様子を拝見しながら、これは単なる建物の完成式ではないと強く感じました。これは、先人の努力、地域の誇り、そして未来の子どもたちへの願いが一つに結ばれた、まさに「文化の開館式」だったと思いました。

特に心に残ったのは、保存会の皆さんの表情です。派手さではなく、静かな誇りがありました。長年守ってきたものを、ようやく次の世代へ手渡す場所ができた。その安堵と覚悟が、会場全体に漂っていました。

文化は、資料として残すだけでは生き続けません。人が集い、声を出し、手を動かし、次の人へ教えることで、初めて命を持ちます。「継承の館」は、まさにその命を育てる場所だと思います。
小生思うに、大月にはまだまだ眠っている宝があります。小山田氏の歴史、桃太郎伝説、浅利の里、そして笹子追分人形。これらを点で終わらせず、線でつなぎ、やがて面として広げていくことが、大月の未来づくりにつながるはずです。小生もこれからも深く貢献したいと思っています。
笹子追分人形は、ただ古い芸能ではありません。旅人を癒やし、地域を結び、人の心を動かしてきた生きた文化です。
「継承の館」の開館は、大月の文化にとって大きな一歩です。小生、この場に参加できたことを心からありがたく思います。そして、この館が、子どもたち、若者たち、地域の人々、さらには大月を訪れる多くの方々にとって、ふるさとの魂に触れる場所になることを願います。
伝統とは、過去を飾るものではありません。
未来を照らす灯りであります。

それでは最後に笹子追分人形芝居ビデオを御覧ください。
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