ついに、ついにその日がやってまいりました。
待ちに待った「禁酒解禁日」であります!
思い返せば、約一カ月という途方もなく長き道のりでありました。
入院・手術の際にもらったパンフレットには「術後2週間」と記されておりました。
普通の方なら「よし、2週間経ったから一杯!」となるところかもしれません。
しかし、根っからのくそ真面目な小生、念には念を入れて「最終診療の9月18日までは絶対に飲まない」と固く心に誓い、自主禁酒を貫いておりました。
そして迎えた9月18日の診察当日。
診察室で小生、ここぞとばかりにドヤ顔を決めて先生に報告いたしました。
小生:「先生、今日の最終診療までバッチリ禁酒を守り抜きました!」
先生:「素晴らしい! ありがとうございます、よく頑張られましたね!」
先生から満面の笑みでハナマル満点をいただき、晴れて医学的にも公認のお墨付きを頂戴した次第です。
運命の9月20日、いざ晩酌へ!
診察後も少し間を置き、満を持して迎えた9月20日の晩。
今夜のラインナップは、冷蔵庫でキンキンに冷やした缶ビール500ml、そして小生定番の芋焼酎(ストレートでコップ一杯)であります。
「長かった禁酒生活よ、さらば!」
心の中で高らかに叫びつつ、いざ一人乾杯〜〜〜い!
プシュッと缶を開け、喉へと流し込みます。
「…………???」
美味い。確かに美味いんだけんど……あれ?
思い描いていたような「五臓六腑に染み渡る涙の感動」や「全身の細胞が歓喜で打ち震えるようなショック」がない。
「あれ……? なんでだべ?」と、首を傾げてしまいました。
なぜ「感動」が薄かったのか?(小生なりの分析)
かつてラリーの現場でマシンのトラブルシューティングをしてきた技術屋の端くれとして、この「感動の薄さ」の原因を冷静に分析してみました。
期待値のインフレ(ハードル上げすぎ問題)
約一カ月間、「解禁した瞬間は天国に昇る心地だろう」「最初の一口で叫んでしまうかもしれない」と妄想を膨らませすぎた結果、脳内のハードルが富士山よりも高くなってしまっていたこと。
舌と身体のリセット
一カ月間アルコールが完全に抜けていたため、味覚や肝臓、そして脳の受容体が「クリーンな健康体モード」に初期化されていたこと。身体のほうが「おや、急に強い刺激物が来たぞ?」と戸惑ってしまい、アルコールへの“ノリ”がまだ戻っていなかったようです。
「自宅で一人」の静けさ
酒というものは、仲間との賑やかな語らいや、美味い肴、あの独特の酒場の空気感があってこそ何倍にも化けるもの。静かな食卓で構えすぎて飲んだため、拍子抜けしてしまったのかもしれません。
やはり、何事も“完全復活”には少しアイドリング時間が必要なようであります。
本番は22日!大衆中華での快気祝いへ
まあ、エンジンだってオーバーホール直後は慣らし運転が必要ですからね。焦ることはありません。
本番は22日!
気兼ねのない大衆中華料理店で開いていただく予定の「快気祝い」であります。
ジュージューと音を立てる熱々の餃子、香ばしい炒め物に、今度こそグイッと合わせる一杯。活気ある店内の雰囲気とともに味わえば、きっとあの「これこれ、これが酒だ!」という魂の震えが蘇ってくるはずです。
本格復活に向けて、まずは順調な第一歩を踏み出した小生でありました。
皆さまも、健康にはくれぐれもお気をつけて、美味い一杯をお楽しみください!

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