AIに質問すると、文章が出てくる。頼んだイメージが、画像になる。
初めて使うと、その便利さに驚きます。
しかし、その先で「自分の仕事には、どう使えばよいのでしょうか」と立ち止まる方もいるのではないでしょうか。
小生がこれから力を入れたいのは、その次の一歩を支える中級講座です。
2026年10月から2027年3月までの教育計画を整理する中で、AIを日々の暮らしや仕事に結びつける学びを、改めて大切にしたいと考えています。今回は、準備している中級講座の目的と、参加する皆さんにお伝えしたいことを書きます。
■ なぜ、中級講座を開くのか
小生が目指すのは、講座が終わった後に、受講した方が自分の困りごとに取り組めるようになることです。例えば、毎回時間をかけて作っている地域行事の案内。お店の紹介文。仕事で使う説明資料。抜け漏れが気になる準備のチェックリスト。
こうした身近なものを題材に、AIに何を頼み、出てきたものをどう確認し、使える形に整えるかを学びます。
一つ作れたら、次の機会にも使ってみる。うまくいかなければ、頼み方や手順を直す。その積み重ねが、自分の力になると考えています。
作業の負担を少しでも減らし、人と話す時間や、よりよい方法を考える時間につなげることにも、この講座の意義があります。

■ 「中級」といっても、出発点は身近な困りごと
中級という名前だけで、難しそうに感じるかもしれません。
今回の実践講座は、AIへの基本的な質問や文章作成を経験した方を想定しています。プログラミングの経験を前提にせず、日本語で作業を依頼するところから進める計画です。
大切なのは、「何を作りたいか」「誰に使ってもらうか」「どこを確かめるか」を考えることです。
小生は、次の流れを自分で進められるようになってほしいと思っています。
・目的や材料を伝えて、仕事を頼む
・できあがったものを確かめる
・必要なところを直す
・次にも使える手順として残す
この流れを、実際に手を動かしながら身につけていきます。
■ 資料づくりから、自分用の小さな道具づくりへ
中級講座の実践案では、OpenAI Codexとworkを題材にすることも計画しています。
名前は少し難しく聞こえますが、講座で取り組みたいことは身近です。
例えば、地域イベントのメモから案内文と進行表を作る。複数の練習用資料を整理して報告書にまとめる。準備することや期限を確認できる、小さなチェックツールを作る。
そして、一度うまくできた作り方を、次の行事でも使えるように残します。いわば、自分の仕事に合った「作業のレシピ」を育てる練習です。
講師のひな型や練習用資料を使いながら、作成、確認、修正まで体験できる内容を考えています。利用する機能や必要な契約は、開講前に改めて確認します。
■ AIを使うほど、人の経験と判断が大切になります
小生が、この講座で特に大切にしたいことがあります。
それは、人間の経験、思いやり、判断力です。
お客さんにどんな言葉が伝わるか。地域のお年寄りに読みやすい案内になっているか。現場で本当に使える手順か。こうしたことを考える際には、皆さんが積み重ねてきた経験が役立ちます。
AIが作った文章や表も、日付や数字、根拠を確かめてから使います。個人情報や会社の秘密を安易に入力せず、講座では公開できる情報や架空の資料を使って練習します。
完成したように見えるものを、そのまま受け取らない。自分で確かめ、必要なら直す。この習慣も、中級講座で身につけてほしい大切な力です。
■ 参加する皆さんに、お願いしたいこと
小生からのお願いは、まず「自分が少し楽にしたいこと」を一つ考えてきていただくことです。
立派な課題でなくて構いません。
「毎月のお知らせづくりに困っています」
「説明する文章が、いつも長くなってしまいます」
「準備の忘れ物を減らしたいです」
そんな身近なことが、よい教材になります。
そして、実習では自分で操作し、分からないところは質問してください。うまくいかなかったことも、次に直すための材料です。できたことは、ぜひ周りの方にも伝えていただきたいと思います。
小生も、皆さんの疑問や要望を聞きながら、内容をより役立つものにしていきます。
■ 学びを一度で終わらせないために
中級講座で試したことや困ったことを持ち寄れる場として、大月AI寺小屋を大切にしていきます。
個別のお店や仕事の課題には、要望に合わせて内容を組み立てるオンデマンド講座で対応する形を考えています。また、大月短大との連携についても、若い世代の創作や地域での実践につながるよう、相談を進めていく構想です。
それぞれの学びがつながり、教わったことを試し、相談し、また工夫できるようにしたいと思います。
■ 春には、自分で使えるものを一つ
開始は12月、来年3月を迎えるころ、手元に自分で使える資料や道具、繰り返し使える手順が残っている。そして、「ここは自分で確認しました」と説明できる。
そんな姿を、この半年間の学びの目標にしたいと考えています。
講座の具体的な日程や構成は、会場や受講環境などを確認しながら調整していきます。
皆さんは、毎日の暮らしや仕事で、どんなことに手間を感じていますか?
その一つを、小生と一緒に考えてみませんか。
小さな実践を重ねながら、AIを自分の頼れる道具へ育てていきましょう。
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AI時代に必要なのは、速く答えを出す力も大切ですが、それよりも答えを疑い育てる力。今回のブログは、その力を身につけるための “寺子屋宣言” のように感じました。
小生の場合は、もう仕事は引退していますので、時々行っている ”ぶらっと一人旅” のレポート作成にAIを使ってみたいと思っています。