歴史はロマンだ！小生の標記歴史探求テーマの目的は以下の通りです。
『１．目的
１）歴史的探求という観点
目的は、戦国時代に武田家に仕えた二人の重臣、小山田信茂と浅利信種の関係性を探ることです。彼らの直接的な交流を示す資料は少ないため、間接的な証拠を分析し、関係性を推測していきます。この研究を通じて、武田家の家臣団の構造や戦国時代の武将同士のつながりについて、新たな理解をしたいと考えています。
更に、彼らの関係性を明らかにすることで、現在の大月市や私たちが住む浅利地区の歴史的な位置付けや文化的背景を探求します。これにより、この地に住む意義や誇りを深めたいと思います。』
今般、小山田信茂公顕彰会のメンバーが下記講演会を聴講してきて
素晴らしいヒントをいただきました。
今後、「小山田信茂と浅利信種の関連性」の新たなアプローチにしたいと思います。
『武田氏研究会第39回総会 特別講演会
演 題：武田氏の城と城下町―新府城跡・武田氏館跡保存整備に関わって
講 師：伊藤裕久様（東京理科大名誉教授）
主 催：武田氏研究会/記念講演（山梨文化財研究所）
日 時：令和7年6月14日(土)14：30～16：25
場 所：帝京大学文化財研究所大ホール 笛吹市石和町四日市場1566-2
要申し込み、参加費1,000円
参加者（目視）：講演の前の総会20名程度 講演会50名程度 ※会員数160名
VI.内容
【前説】
私自身は建築学、特に日本建築史、それから都市の歴史というのをやって、町の成立ちのような事を調べて参りましたので、その観点から武田氏の城と城下町のお話しをさせて頂く。
【はじめに2】※レジメ
・平成10(1998)年4月～新府城保存委員会
新府城跡乾門保存整備2016年(復元模型作成2013年)
・平成26(2014)年4月～武田氏館跡保存整備委員会専門委員
旧堀田古城園の実測調査2014年と武田氏館跡歴史館基本計画2016年
・これまでの山梨県下の主な都市史・建築史研究
寺社境内と門前町：甲斐善光寺、窪八幡神社 富士山御師町：上吉田、川口
城下町：甲府、谷村、岩殿山麓の集落(根小屋)、蒲原城と宿・根小屋(静岡県)
歴史的町並・集落：富士川町(河岸町)、台ヶ原・鳥沢(宿場町)、上芦川(関所集落)』
ここに、『岩殿山麓の集落(根小屋)』と記されています。
これぞまさしく、小生が求めていた情報です。
早速、最新鋭のＡＩを使って解析してみました。
『岩殿山麓・根小屋集落（浅利地区）の歴史と伊藤裕久名誉教授の研究
1 歴史的変遷
岩殿山（山梨県大月市）の麓に位置する浅利集落は、古くから山岳信仰と武士勢力が交錯した土地である。江戸後期の地誌『甲斐国志』（1814 年）には「浅利式部と云者の領地」と記され、中世には甲斐源氏浅利氏の本拠であったと伝わる。戦国期には岩殿城の根小屋として整備され、城番衆や修験道場を抱えた宗教軍事拠点でもあった。天正 10 年（1582 年）の武田氏滅亡後、浅利氏一族が当地を去ると集落は農村化し、江戸期には甲府勤番支配下の農村共同体として推移した。明治の行政区画整理により大字浅利となり、1954 年の合併で大月市に編入された現在も、旧家や祭祀施設が歴史的景観を留めている。
2 住民構成と社会構造の変遷
当初は浅利氏をはじめとする武士階層が支配的だったが、戦国末期の城番交替と領主離散により、農民主体の村落へと変化した。浅利観音堂など信仰施設が「村持ち」になったことは、領主権力から村共同体へ管理主体が移行した証左である。近世には百姓身分が中心となり、浅利与一・浅利式部の英雄伝承が土地の名望と結束を象徴した。戦後の高度経済成長期には都市近郊農村化が進むが、現在も伝統行事や氏子組織が残り、歴史的な社会構造の痕跡をとどめている。
3 伊藤裕久名誉教授の研究内容と学術的意義
東京理科大学名誉教授・伊藤裕久氏は、1998 年の『岩殿山の総合研究』（大月市教育委員会）の編著者として建築史・都市史の視点から根小屋集落の空間構造を解析した。武田氏直轄の城下町研究や宗教集落論を背景に、浅利が「城番のための根小屋」であり、軍事集落から農村へ転換した過程を定量的に示した。同研究は城郭史・都市史・宗教史の学際的対話を促し、岩殿山麓の歴史的景観の再評価に寄与している。
4 参考資料
・大月市教育委員会編『岩殿山の総合研究』1998 年
・『甲斐国志』1814 年
・大月市浅利地区ガイドブック 2022 年
・山梨県観光情報「山梨百名山 岩殿山コース」
・その他、甲斐国・武田氏関係史料』
ん～ん！ マンダム！
これはいけますぞ！
先日得た、山梨県考古学名誉会長の末木健さんの論文
『中世浅利氏と大月・浅利― 波加利荘と岩殿城を巡って―』と絡めて
解析を進めて参ります。
面白くなってきました！
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