規模が小さい組織だったり、閉鎖社会にいると、新しいことを始めようとした瞬間に、冷たい風が吹くのを感じることがあります。

周囲と違う行動を起こした途端、なぜか不思議な抵抗に遭う。

これ、経験したことありませんか?

そんな時、小生がいつも心に思い浮かべるのが、19世紀ドイツの哲学者ショーペンハウエルが遺した「成功までの3段階」という言葉です。

彼は、あらゆる真理や新しい試みは、世間に認められるまでに必ず次の3つのステージを通ると言いました。

第一段階:嘲笑される

第二段階:猛烈に反対される

第三段階:自明のこと(当然の権利)として受け入れられる

小生も、これまでの人生でこの3段階を文字通り「フルコース」で味わってまいりました。

かつて小生が、それまでのキャリアとは全く異なる新しい分野、例えば「地域のシニアやノンエンジニアこそ、生成AIを使いこなして街を元気にすべきだ!」と言い出した時のことです。

最初は見事なまでに【第一段階:嘲笑される】でした。「還暦を過ぎた人間が、何を今さら最先端の横文字に浮かれているんだ」「AIなんて若い ITエリートのものでしょ」と、鼻で笑われたものです。まあ、この段階は「はいはい、お好きにどうぞ」と受け流せるので、まだ可愛いものです。

本当にきついのは次です。小生が実際に講座を開いたり、具体的なプロジェクトを動かし始めると、今度は【第二段階:反対される】に突入しました。「そんな得体の知れないものを地域に持ち込んでどうする」「伝統的なやり方を乱すな」といった、大真面目な顔をしたブレーキが次々とかかります。多くの人が「もう面倒だからいいや」と諦めてしまうのが、まさにこの魔の第二段階です。ここで踏み止まれるかどうかが、運命の分かれ道となります。

しかし、泥臭く実績を積み重ねていくと、ある日突然、空気がガラリと変わります。気がつけば【第三段階:同調される】の到来です。「いやぁ、最初からこれからはAIの時代だと思っていましたよ!」と、かつて渋い顔をしていた人たちが、いつの間にか見事な「掌返し」で絶賛してくれるようになります。人間とは実におかしく、そして愛すべき生き物です。

ですから、もし今、あなたが新しい挑戦をしていて、周りからクスクス笑われていたり、「そんなの無理だ」と猛反対されていたりするなら――

それは絶好調、超ウルトラスーパー順調な証拠です!(でもつらいですよね(笑))

もし誰にも笑われていないなら、それはあなたのアイデアが「誰でも思いつく普通の引出し」に収まっているということ。

反対されているということは、あなたが既存の古い常識をビリビリと刺激している証拠です。飛行機だって、ものすごい向かい風(反対)があるからこそ、大空へ飛び立てるわけですから。

笑われたら「よし、第一ステージクリア!」。反対されたら「お、ラスボス直前の第二ステージだな!」と、ゲーム感覚でニヤリと笑い飛ばしましょ。

あなたがそのまま突き抜けたとき、反対していた人たちは「最初から応援してたよ」という笑顔で、必ずあなたの後ろに並んでいます。

何事も前向きに考えましょう。

でも、たまには寝られないぐらい悔しくて、すべてが嫌になる時もあるってが(笑)

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