10月18日の読売新聞で「AIで変わる 医療の未来」という記事を読みました。
医療の記事ですが、小生が注目したのは、「AIの役割が、ここまで広がっていくのか!」という点です。
AIというと、質問に答えたり、文章や画像を作ったりするものを思い浮かべる方も多いですよね。
しかし、記事が描く2040年の将来像では、AIは暮らしや仕事の中で、もっと幅広く人を支える存在になっています。
■ 記事の紹介――AIは、どこまで進むのでしょうか
イメージしやすい3つの働きに整理してみました。
① 小さな変化に気づく
腕時計などで集めた情報から、人が見逃しやすい変化を捉える。そんなAIの活用が紹介されています。
質問されてから答えるだけでなく、「いつもと少し違いますよ」と気づきを助ける方向です。
② 実行する前に、コンピューターの中で試す
記事には「デジタルツイン」という言葉が登場します。難しそうですが、現実のものをデータで再現した「コンピューターの中の写し身」と考えると分かりやすくなります。
身体の情報をもとに、治療の効果やリスクを事前に検討する構想です。ものづくりに携わってきた小生には、実物を動かす前に設計や動きを確かめる発想と重なります。
③ 人の仕事を進める手助けをする
書類作成や事務作業を支えるAI、ロボットと組み合わさって動くAIなども取り上げられています。
紙面では、既に病院の案内にAIを使う例も紹介されていました。将来は、目的に沿って複数の作業を進める「AIエージェント」の役割も広がりそうです。
■ 折乃笠コメント――小生の仕事にも通じる話です
小生がこの記事から考えたのは、「AIに何を質問するか」から一歩進んで、「AIに何を助けてもらいたいか」を考える大切さです。
例えば、工場では記録の変化に気づく手助けに。地域活動では案内や資料づくりに。ブログでは、伝えたいことを読みやすく整理する相談相手に。
大切なのは、身近な困りごとから使い道を考えることだと思います。
そして、AIを役立てるには、元になる情報を整理し、出てきた答えを人が確かめることも欠かせません。個人情報や会社の機密をどう守るかも、セットで考える必要があります。
小生は、AIが人を支え、人が人に向き合う時間を増やせる未来に期待しています。
小生のAI講座でも、難しい言葉を覚えること以上に、「自分の暮らしや仕事で、どう使うか」を皆さんと考えていきたいと考えています。
皆さんなら、AIにどんな困りごとを手伝ってもらいたいですか?
出典:2026年10月18日 読売新聞朝刊6面「あすへの考」「AIで変わる 医療の未来」(猪熊律子氏)。

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先回りするAIが増えるほど、いったん立ち止まって考える人の価値が高まる。これまでの経験や実績より、価値観を優先する…いわゆる自立していくことが、AIが賢くなる時代、人間に求められる大切な力かもしれませんね。