今、小生は動画作成を深く、広く探求しています。
今回もまた、一つ大きな発見をいたしました。これは理系の小生にとって、これからいろいろなものに使えそうです。
まずは、こちらの動画をご覧ください。約1分で、ピタゴラスの定理を説明しています。
いかがでしょうか。
「a²+b²=c²」
学校で習った、おなじみの公式です。しかし、公式を覚えていることと、「なぜそうなるのか」を説明できることは、少し違いますよね。
今回の動画では、同じ4枚の直角三角形を、くるりと回しながら並べ替えています。三角形の形も大きさも変わりません。外側の正方形も同じです。
すると、4枚の三角形を除いた残りの面積も、変わらないはずです。
最初に残っていたのは、斜辺を一辺とする正方形の面積「c²」。並べ替えた後に残るのは、「a²」と「b²」の二つの正方形です。
だから、a²+b²=c²。
文字だけで追うよりも、図形が実際に動くと、関係を確かめやすくなります。最後には、3²+4²=9+16=25=5²という具体例も入れました。
実はこの図形アニメーションを作成したのが、「Manim」です。
Manimとは、どんなもの?
Manimは、プログラミング言語のPythonを使い、数式や図形、グラフなどのアニメーションを作るためのライブラリです。ライブラリとは、目的に合った機能をまとめた道具箱のようなもの。今回使用したのは、コミュニティによって開発・維持されているManim Communityです。Manim公式サイト
例えば、三角形を描く、図形を回転させる、数式を順番に見せる。その位置や色、動かす時間などを、プログラムで指定して映像にします。公式入門ガイド
「プログラムを書く」と聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。確かに、使い始めには環境の準備やコードの知識が必要です。
ただ、今回はAIに「Manimでピタゴラスの定理を説明する動画を作ってください」と依頼し、コード作成や動画への書き出しを支援してもらいました。
ここは大事なところですが、Manimそのものが、日本語のお願いを理解して何でも作る生成AIというわけではありません。小生の伝えたい内容をAIがコードづくりにつなげ、そのコードをManimが映像にしていく、という組み合わせです。
理系の説明に、いろいろ使えそう
小生が注目したのは、図形の美しさだけではありません。「変化の途中」を見せられることです。
例えば、製造の説明なら、工程がどの順番で進むかを、矢印と図形で示す。原価計算なら、材料費や加工費が積み上がって、製品の原価になる様子を見せる。品質の話なら、測定値のばらつきや平均の変化を、グラフで説明する。
生成AIの講座でも、入力した情報がどのような手順で整理されるのかを、簡単な模式図で表せそうです。
もちろん、これらは今後試してみたい活用例です。実際の仕組みを正しく説明するには、映像の構成や数値を十分に確認する必要があります。
音声が加わると、説明はどう変わる?
最初の動画には、字幕と図形の動きがありました。
そこに今回は、別の音声・音楽生成の仕組みを組み合わせ、日本語の説明ナレーションと軽快なBGMを追加しました。説明中は音楽を控えめにし、声を優先する構成にしています。
それでは、音声説明付きでもう一度ご覧ください。
折乃笠コメント
今回の発見で、小生の動画づくりの選択肢が、また一つ増えました。
写真で雰囲気を伝える動画もあれば、図形の動きで仕組みを伝える動画もあります。何を伝えたいのかによって、使う道具を選ぶことが大切なのでしょう。
特に理系の話は、説明する側には当たり前でも、初めて聞く人には途中の理屈が見えにくいことがあります。その途中を一つずつ見せられるManimには、小生の仕事や講座でも活用できる可能性を感じます。
ただし、きれいに動けば、説明も正しいというわけではありません。数式、図形、言葉のつながりは、人が確認しなければなりませんね。
「公式を覚える」から、「仕組みに納得する」へ。
小生も、AIの力を借りながら、「なるほど、そういうことか」と伝わる動画を探求していきたいと思います。
それではもう一丁行きまっせ!
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