今はどの地方でも、特に田舎では人口減少が激しく、年々地域が
元気を無くしています。

大月でもその傾向は著しく、山梨県13市の中でついに人口は最下位に
なってしまいました。

市役所やいろいろな団体が街の活性化や町おこしのために各種活動を
実施していますが、効果はもう一つです。

小生の微力ながら、色々な活動に参加しています。

そんな中、昨日、仏教臨済宗の小冊子でとても貴重な記事を読みました。

出典 臨済会報 令和5年7月1日発行より

『今は週末移住という都会でできることと田舎でしかできないこと
 の両方を叶える生活スタイルが注目されています。

 まだ受け入れが不十分ですが、多くの自治体も参画に乗り出しているので
 そう遠くないうちに浸透することでしょう。
 
  地方の寺院はまずはこの週末移住のサポートを引き受けられてはいかがでしょうか。

 寺院の継続には周囲の人口の確保が必要で地元民にも 寺院にも必要とされる
 インフラの統括を寺院で行えばそこにコミュニティが形成されることでしょう。

  そしてこれが檀家の起源のように思えます。

  一度荒れた地方の文化と営みを 寺院が中心となって復興するシナリオを
 現代に生きる禅僧冥利に尽きることと感じます。』

これは若き禅僧の考えですが、とっても良いと思いました。

小生の廻りに当てはめて物語を作ると

毎日、東京で忙しく働いているサラリーマン、太陽に当たる時間もなく、
青白い顔をしている。週末は疲れ切って昼まで寝て午後はポテトチップスを
食べながらビールを飲んでテレビを観ているだけで一日が終わる。

そこで「田舎に週末移住」を提案します。

そんな人を対象に週末は禅寺を無料で開放する。
大月は東京から近いので金曜日の夜に移動が可能。

金曜日にお寺に入って、ゆっくり星を見ながら五右衛門風呂。

土曜日は早朝座禅、作務(掃除、炊事)の勤労奉仕。
昼間は近くの無農薬農場で農業。採れた野菜は半分は自分に半分はお寺に。
夕方はお坊さんや農場主と採れたての野菜とイノシシ肉の鍋を囲んでお酒を
飲みながら語らいの場。

日曜日は早朝座禅、作務(掃除、炊事)の勤労奉仕。
午前中は地元釣り人と桂川でアユ釣り。お昼ご飯はアユの塩焼きと野菜の味噌汁。
午後は最後の座禅をして帰途に就く。

心身共リフレッシュしたサラリーマンは月曜日から頑張れる。

地元寺院の禅僧や地元民は、都会人との交流で活性化が進む。

以上、なんかできそうな話ですね。

知り合いの寺院はあるし,無農薬農場も知っているし,酒は飲めるし・・・。

先ずは市役所か観光協会に提案してみましょうかね。

「田舎に週末移住」皆さんは興味ありますか?

 

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