人間だもの　失敗その１３　「一体何を考えているんだか？」

日曜日の夕方、小淵沢の旅の帰途に特急あずさに乗車しました。

帰りは小生の趣味（？）である呑み鉄ですっかり御機嫌モード。

「間もなく、大月でございます。」の車掌さんの放送により、電車の乗車口に。

なんと、若いカップルが向き合って完全に乗車口を塞いでいます。

今日の特急は乗車率１００％で指定席の空きはなく、立ち席乗車の
お客も多いとのことでした。

それにしても、大胆過ぎます。足元には大きなカバンまで置いています。

まだ、停車には１～２分あるので小生、彼らがどくのを気長に待つことにしました。

が、一向に離れる気配がありません。

「一体何を考えているんだか？」　一回目　思い

小生の御機嫌モードが不機嫌モードに変化し、わざとカップルの側に仁王立ち。

女子は小生の方を見ないで、コソコソとその場を離れました。

男子は小生の顔をチラ見して、何とも言えない不快な顔をしました。

「一体何を考えているんだか？」　二回目　思い

小生、更に不機嫌モードレベルが上がり、男子の前に風神雷神立ち。

乗車ドアのガラスに己の姿が映っていましたが、怒りで腕を腰に当て、
それによって腕の筋肉と胸の筋肉が盛り上がり、顔は赤鬼の形相。

それでも、男子はシカト・・・・・

「一体何を考えているんだか？」　三回目　思い

停車１０秒前。シカトは続く・・・・・

「どけや！！！　おまえ、一体何考えているんだ！！！」　四回目　大爆発　怒鳴り声

その男子、コソコソとその場を離れました。

停車８秒前。

小生、乗車口に立って全神経を後ろに集中。
場合によると罵声や鉄拳が飛んでくることも想定。

しかし、何事もなった。
小生下車。

本当は、男子から何らかの反応が欲しかったのです。

大胆に乗車口を塞ぐのは、何らかの不満や理由があるはずと思ったからです。
その時は、黙って聞いてやろうとまで思っていたのですが・・・・。

まったく、今の若者は・・・　なんていうつもりはありません。

その男子は、その後も何事もなかったように、しらっと乗車口に戻ったのかもしれません。

小生、家まで歩きながら、とてもやるせない、切ない気持ちになりました。

「一体何を考えているんだか？」　五回目　ため息

　　　

小生の今回の失敗は、

そんな人間に本気でかまってしまったこと？

怒鳴り声を発したこと？

なのでしょうかね。

　　

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