8月8日の夕方早く、家内と二人で、上野原市役所特設コートで開催されている「FIBA 3×3 Uenohara Challenger 2026」の観戦に行って参りました。

正直に申し上げますと、出かける前の小生は、それほど大きな期待をしていたわけではありません。

「せっかく近くで世界大会をやっているのだから、会場の雰囲気だけでも味わってこようか」

そんな気持ちでした。むしろ家内と話していたのは、帰りに上野原でラーメンと餃子を食べること。そちらのほうが楽しみなくらいでありました。

ところが、どっこいです。

会場に着き、試合が始まると、あっという間に3人制バスケットボールの魅力に引き込まれてしまいました。

3×3は、コートがコンパクトでゴールは一つ。選手はわずか3人です。しかし、その狭いコートの中で繰り広げられる攻防は、想像以上に激しく、速く、そして濃密でした。

攻守の切り替えは目にも止まらぬ速さです。体と体がぶつかり合い、ボールを奪えばすぐに攻める。わずかな隙を見逃さず、ドライブ、パス、2ポイントシュートが次々に繰り出されます。

一瞬の判断、一歩の遅れ、一つのシュートが勝敗を左右する――。まさに、選手一人ひとりの技術、体力、気力、そして本気度がむき出しになる競技だと感じました。

海外の強豪選手たちは、体格も動きも迫力満点です。それに対して、日本の選手たちも決して引かず、懸命に食らいついていきます。シュートが決まった瞬間、体を張った守備が決まった瞬間、会場から大きな歓声が上がります。

気が付けば、小生も大声を発していました。

「入れ!」
「よし!」
「そこだ!」

普段なら少し照れてしまうような声まで出てしまうほど、すっかり興奮しておりました。

比較的おとなしい家内も、いつの間にか試合に見入っていました。「速いね」「すごいね」と言いながら、シュートが決まるたびに目を輝かせていました。夫婦そろって、完全に3×3の魅力に魅入られてしまったのであります。

人口約2万人の上野原市で、世界のトップレベルの選手たちが本気で戦う。

この光景には、単なるスポーツ観戦以上の感動がありました。

「小さなまちから世界へ」

まさに、その言葉を目の前で実感した時間でした。市役所前が世界の舞台となり、地元チームを市民が応援し、世界各国へ大会の様子が発信される。上野原市にとって、大きな誇りとなる大会であると感じます。

詳細は後述します。

そして熱戦を堪能したあとは、楽しみにしていた上野原で有名なラーメン店へ。

冷たい生ビールを一口。これがまた、最高でした。熱い会場で興奮した後の一杯は、体にしみわたります。餃子をいただき、最後はねぎラーメン。ほどよい辛さとねぎの風味、そしてスープのうまさに、家内ともども大満足でありました。

世界レベルのスポーツの熱狂と、地元のおいしいラーメン。上野原の夏を、存分に味わわせていただきました。

皆さんも、機会がありましたら、ぜひ3×3を生で観戦してみてください。

テレビや動画では伝わり切らない、選手の息づかい、ぶつかる音、会場の一体感があります。

きっと小生たちのように、「これは面白い!」と夢中になることでしょう。

さて、ここからリアルなお話です。大月議員にも伝えました。

大月市と人口は違わない上野原市。

違うのは、情熱と実行力です。

あまりにショックだったので、その内容を調査しました。

大会の概要

「FIBA 3×3 Uenohara Challenger 2026」は、FIBA(国際バスケットボール連盟)公認の3人制バスケットボール国際大会です。2026年8月8日・9日、上野原市役所の特設コートで開催されました。世界9か国・16チームが参加し、優勝チームには世界最高峰の「FIBA 3×3 World Tour Masters」への出場権が与えられる、まさに世界への切符を懸けた大会です。

東京五輪金メダリストのカール・ラスマニス選手、同五輪銅メダリストのミハイロ・バシッチ選手など、五輪や世界大会で実績を持つ選手が上野原に集結。地元の上野原SUNRISE.EXEも、国内RBLの成績上位として本戦出場を果たし、世界の強豪をホームコートで迎え撃ちました。

市は、観戦を無料とし、試合だけでなくステージショー、フード・ドリンクも楽しめる一日型イベントとして開催しました。大会は約70か国に配信され、人口約2万人の上野原市が世界に映し出される舞台となりました。

上野原市で開催する意義と目的

最大の意義は、「小さな地方都市でも、地域が一体になれば世界を呼び込める」ことを実証する点です。

上野原市は2023年、プロ3×3チームとのホームタウン推進協定を結びました。その目的は、スポーツを通じて市民に感動と彩りを届け、スポーツ振興とまちづくり・地域振興につなげることです。

今回の大会は、その構想を一段進めたものです。

子どもや若者が世界最高水準の競技を間近で見て、夢や挑戦心を持てる。
市民が地元チームを応援することで、世代を超えた一体感と郷土愛が生まれる。
飲食、出店、宿泊、交通、商店街などに人の流れを生み、地域経済を元気にする。
「上野原」という地名を世界70か国へ発信し、観光・移住・企業との新しい接点をつくる。
市役所前を単なる行政の場所ではなく、市民が誇りを共有する“まちの広場”へ変える。

開催地に選ばれた理由も、上野原SUNRISE.EXEがジュニア・女子カテゴリーの普及、地域貢献、行政との連携、情報発信を継続してきたことにあります。主催側は「世界大会を開催するなら上野原しかない」と評価しています。

大会に込められた情熱

この大会の核は、「世界の試合を地方に持ってくる」だけではありません。

地元チームが自ら国内リーグを勝ち抜き、世界の強豪と対戦するところに大きな物語があります。上野原SUNRISE.EXEのスローガンは「小よく大を制す!上野原から世界へ」。人口規模や都市の大きさではなく、志・行動・地域の結束で世界に挑むというメッセージです。 地元チームの挑戦

これは、地方創生の新しい形でもあります。大都市に人を送り出すだけでなく、世界の人・情報・熱狂を地域へ呼び込み、市民自身が主役になる。上野原市にとっては、スポーツ大会であると同時に、「自分たちのまちは世界とつながれる」という自信を育てるプロジェクトです。

村上信行市長のコメント

村上市長は大会開催に際し、次のように述べています。

「今回、上野原市でFIBA 3×3 UENOHARA Challenger 2026が開催されることを、大変光栄に、そして楽しみに思っています。」

さらに、地元・上野原サンライズの参戦にも触れ、

「市民が誇りに思えるような大会にしていただきたいです。」

と期待を語りました。 市長表敬訪問・コメント

この言葉には、「一過性のイベント」で終わらせず、市民の誇り、子どもの夢、地域の活力として根付かせたいという市長の思いが表れています。

市民の受け止め・期待

現時点で、市民への公式アンケートや多数の街頭インタビューは確認できません。ただし、公開情報からは、次のような市民の期待と関わりが読み取れます。

誇り
「人口2万人の上野原で世界大会」という出来事そのものが、地域の大きな話題になっています。
地元チームへの応援
世界の強豪に地元チームが挑むため、市民にとっては単なる観戦ではなく、“わがまちの代表”を応援する機会です。
子どもたちへの刺激
普段は海外でしか見られない五輪メダリスト級のプレーを間近で見られることは、地域の子どもたちにとって強い原体験になります。
地域参加への期待
過去の上野原SUNRISE.EXEのホームゲームでも、市役所職員、地域住民、飲食関係者などが準備・運営・応援に関わってきました。今回も大会を「自分たちでつくる」意識が重要です。 ホームゲーム報告
安全・交通への配慮
市役所周辺での開催だけに、駐車場や交通、近隣への配慮も市民の大切な関心事です。市は公共交通の利用や迷惑行為防止を呼びかけています。 市の来場案内

要するに、この大会は「バスケットボールの国際大会」以上に、上野原市が世界へ向けて自らの存在感を示し、市民が地域の可能性を再発見する二日間になったと言えます。

どうする、大月市!