先日の木曜日、小山田信茂公顕彰会の理事会がありました。
ええ、いつもの喧々諤々です。議事録にすると文字数が戦国になります。
みなさん真剣。熱い。鋭い。時に険しい。ここまでは通常運転。
で、通常運転の次に来るのが――「じゃ、一杯いきますか?」です。
理事会の後は、なぜか喉が歴史の埃っぽさを訴え出すので、自然と乾杯に流れる。
ところが今回は、誰も言い出さない。
おや?
これは…新しい時代の風?
まさかの、そのままお開き。
小生は、家内に車で迎えに来てもらい、ぬくぬくと帰路につきました。
「今日は平和だなぁ」と思った、その車中。
電話が鳴りました。
相手は相談役(元会長)。声がもう、戦国。
「大衆中華店“卯月”に出頭せよ!」
出頭……。
小生、いま何かやらかしましたっけ?
家内の運転する車が、きゅきゅっ!と緊急停止。
そして、小生は走って卯月へ直行。
店に入った瞬間、空気が変わります。
そこは“評定の間”でした。
テーブルが本丸。餃子が盾。レバニラが槍。生ビールが軍議の太鼓。
相談役はすでに着座しており、目が「さあ、語れ」と言っている。
小生も腹を括り、まずは乾杯。
――ここから先、べろんべろんの口調になります。ご了承ください。

「いやぁぁ……信茂公ってぇ……悪役にされがちじゃないですかぁ……でもねぇ……あの方ぁ……“境目”で生きた方なんですよぉ……」
相談役が、うんうんと頷きます。
小生も頷きます。餃子も頷いている気がします。
「郡内ってぇ……甲斐の端っこじゃなくてぇ……最前線なんですよぉ……。
道も川も山もぉ……全部が戦略ぅ……。
つまりぃ……大月ってぇ……昔から“結節点”なんですぅ……」
ここで誰かが言うのです。
「じゃあ現代の大月の活性化に、信茂公をどう生かすの?」と。
小生、ビールを掲げ、謎の確信。
「簡単ですぅ!
信茂公を“悲劇”で終わらせない!
岩殿だけじゃなくてぇ……“回遊”を作るんですぅ……。
駅→城→飯→語り→土産→また駅、みたいなぁ……」
さらに小生、勢いづく。
「しかもぉ……歴史ってぇ……正解を一つにしない方が面白いんですぅ……。
“こういう説もある、ああいう説もある”ってぇ……。
それが大人の観光ですぅ……(たぶん)」
相談役が笑いながら言います。
「それを言うなら、まずおめえがおち着け」
でももう遅い。小生の舌は、中華と歴史で加速している。
「信茂公はねぇ……大月に“議論の火”を残したんですよぉ……。
今日みたいに喧々諤々やってぇ……
最後は卯月で丸くなる。
これが現代版・評定の完成形ですぅ……!」
気づけば、皿は空。
グラスも空。
小生の理性も、ほぼ空。
そして帰り際、相談役が一言。
「よし。出頭、完了。」
……つまり小生は、また呼ばれる。
大月の未来のために。
そして卯月の回転率のために。
次の日は予定通り二日酔いで市役所に出頭でやんした。
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