小生、日頃結構笑う方で、一人でいてもテレビや本など相手に笑っています。
自分が書いたブログなどで笑っている時もあり、極めつけは思い出し笑いです。
家内に良く、「何、笑ってんの?」と笑われてしまいます。

しかし、さすがに、自分の思う通りにならなかったり、人から嫌なこと言われたり、
ましてや体の調子が悪い時に
「一日一回、大声で笑いたくなくても笑いなさい」 と言われても・・・・・

「絶対に、笑えません!」

皆さんはどうでしょうか?

何故、この様なお話をするかというと、つい最近人間学を学ぶ雑誌”致知10月号”
で、ヴィクトール・エミール・フランクルの記事が載っていたんです。

ヴィクトール・エミール・フランクルは、ナチスの強制収容所から奇跡の生還をした
精神科医で、『夜と霧』という体験談を著していて、世界に有名な方です。

その本の中で、フランクル先生は収容所の中で仲間に、「一日に一つ何か面白い話を考えて、
お互いに笑い合おうじゃないか」と提案して、実践していたといいます。
冗談などとても考えられないような悲惨な状況下で、魂を振り絞るようにして滑稽な話を
考え続けたというわけです。

このフランクル先生は結婚して9ヶ月後に家族と共に強制収容所のテレージエンシュタットに
収容され、父はここで死亡し、母と妻は別の収容所に移されて死亡という経験をしています。

”致知”の中で、ヴィクトール先生の日本人唯一の弟子の精神科医の先生が言っています。

『日常の些事、小さな出来事が、極限状態の中で人の生命を支えるということかあるような
 気がするんです。
 笑うことによって心が解放されますし、呼吸が改善されます。
 仏教も呼吸を非常に大事にしますけれども、いまの日本人は呼吸法が下手くそで。
 正しく呼吸できない人が非常に多いんですよ。
 そういう人には、とにかく笑うことを勧めるんですけど、一日に一回も笑わないで夜が来て
 しまうという人が今とても多い。
 ですから私は、一日一回でもいいから大声で笑いたくなくても笑いなさいと言うんです。』

だから、さっきから言っているように
「笑えません!」

それでは、何故笑えないのか?
禅でいう生老病死の話や屁理屈はいくらでも言えますが、本当の所は???

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小生の目の前には、フランクル先生が著した『夜と霧』の本があります。

15年前に読んだものです。
残念ながら、内容は全く覚えていません。

今日から、もう一度読み直します。

果たして、小生の心境に変化があるか?笑えるようになるのか?
その2で、報告致します。

 

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