山梨県立博物館にて開催されました特別展の関連イベント、恵林寺住職・古川老大師による記念講演会に参加して参りました。

古川周賢老大師様は小生の禅の師であります。

テーマは「禅と女性」。非常に興味深く、かつ現代にも通じる深い示唆に富んだ内容でしたので、小生が感銘を受けたポイントを中心に、皆様に共有させていただきます。

まず、仏教の長い歴史を紐解きますと、そこには常にジェンダーや女性差別の問題が影を落としていたという事実に驚かされました。初期仏教教団において、女性が修行者となる際には男性修行者への絶対服従を強いる厳しいルールが設けられるなど、仏教史はある意味で「女性差別との戦いの歴史」でもあったというのです。しかし、教義よりも個人の修行による実力主義を重んじる禅宗においては、その差別の枠組みを打ち破る可能性が秘められていたというお話に、小生は大きな希望を感じました。

講演では、歴史の表舞台や陰で光を放った優れた女性たちのエピソードが次々と紹介されました。鎌倉時代の北条政子や、日本初の女性禅僧とされる無外如大、そして「熱い寒いは生身の者の言うことだ」と火の中に身を投じて悟りを示した慧春(えしゅん)など、その凛とした生き様には、思わず背筋が伸びる思いがしました。

中でも小生の心に深く残りましたのは、二人の女性の具体的なお話です。一人は、恵林寺の快川紹喜(快川国師)から「蘭渓」という道号を授かった女性です。快川国師は、彼女の聡明さと周囲を自然と良い方向へ導く高貴な香りを「蘭」に例えて絶賛したといいます。もう一人は、柳沢吉保の側室・立花さん(孤舟)です。彼女は三人の幼い子供を相次いで亡くすという、言葉を絶する悲しみを経験しました。その絶望の淵で禅に出会い、激しい苦悩の末に「孤舟」という名で立派な語録を残すほどの境地に至ったというお話に、小生は目頭が熱くなりました。苦しみこそが、真の悟りへの入り口になるのだということを、彼女の人生が物語っています。

また、質疑応答の中で明かされた「恵林寺」の名の由来も大変素晴らしいものでした。知恵を意味する「恵(慧)」と、お釈迦様が最初に説法を行った林を意味する「林」を合わせ、「知恵のある人が林のように集まる道場」という願いが込められているとのことです。現代においても、女性が僧侶として修行するには依然として厳しい環境があるというお話もありましたが、古川老大師様の温かくも力強い言葉からは、性別を超えて真理を求める者への深い慈愛が感じられました。

情報の濁流に流されがちな現代において、歴史の中で己の道を見出した女性たちの強さと、それを支えた禅の精神。

小生も、自分自身の内面を見つめる「静寂」の時間を大切にし、日々を丁寧に生きていきたいと改めて強く感じた一日でした。

最後に山梨県の禅宗では一二位の高僧の古川老大師様とこうして肩を並べて写真撮影できてたいへん光栄でございます。

 

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