1.はじめに

皆さん、心理学って興味ありますか?

小生は、数年前までまったく興味が無かったのですが、
ある時、月刊科学誌ニュートンの心理学の特集がありました。

そこに記載されていたのが、下記の図です。

アメリカの心理学者マズローの欲求5段階説です。

何の説明が無くても何となくわかるような気がしませんか?

小生、これは直感的に活用できると思ったんです。

 

2.マズローの欲求5段階説の内容

三角の下から段々上に高次の欲求になります。

それでは、一つ一つ理解を深めていきましょう。

『』 : インターネット説明文
◆  : 小生のコメント

第1段階:生理的欲求

『生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求です。
 「食欲」「排泄欲」「睡眠欲」などが当てはまり、これらが満たされなければ
 生命の維持が不可能です。』

◆動物的な欲求のイメージがあります。
もう完全に本能の赴くままという感じです。
なるほど、「排泄」しないと生命の維持が不可能。
”mi”を出してしまうのは生命維持にとって重要なことなんですね。

第2段階:安全欲求

『安心・安全な暮らしへの欲求です。
病気や不慮の事故などに対するセーフティ・ネットも、これを満たす要因に。』

◆これは単細胞から人間まで本能的にあります。
我々にとって一番大事なこと:安全第一と健康第一は基本の基本ですね。

第3段階:社会的欲求

『友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求です。
集団への帰属や愛情を求める欲求であり、この欲求が満たされない状態が続くと
孤独感や社会的不安を感じやすくなり、時には鬱状態に陥るケースもあります。』

◆この辺から非常に難しくなります。
何故かというと
・「愛情を求める」は相手次第で自分ではどうしようもない部分がある
・「欲求が満たされない状態」は非常にファジーで、質や量で計れません。
なるほど、ここにメンタルヘルスの難しさがあるんですね。

第4段階:承認欲求(尊重欲求)

『他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求です
名声や地位を求める「出世欲」もこの欲求の1つに当てはまり、外的部分を満たしたい
第3段階までとは異なり、内的な心を満たしたい欲求へと変わります。
・低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、名声、注目などを得ることによって
 満たされるのです。
・高いレベルの尊重欲求は、自己尊重の意識付け、技術や能力の習得、自立性などを
 得ることで満たされ、他人からの評価より自分自身の評価を重視する傾向に。
この第4段階の欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じます。

◆我々凡人には、難しいことが2つあると思います。
・第三段階と第四段階の違いです。
 簡単に言えば第三段階は繋がりや所属を求め、第四段階では尊重・尊敬され
 認められることだと思います。
 例えば、小学生の場合、転校してきてクラスのみんなに受け入れられて仲良くしてもらう
 ことが第三段階で、しばらくたって学級委員に推薦されることが第四段階です、ね。
・高いレベルの尊重欲求はとても立派な事だと思いますが、低いレベルの尊重欲求が
 満たされてから高いレベルの尊重欲求が満たされるのではないでしょうか。

第5段階:自己実現欲求

『自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求です。
潜在的な自分の可能性の探求、自己啓発行動、創造性の発揮などを含み、
自己実現の欲求に突き動かされている状態です。
マズローは最初の4欲求を「欠乏欲求」、最後の1つを「存在欲求」とまとめており、
自己実現を達成できた人は数少ないとされているようです。』

◆まさしく、小生は今、この第五段階にあると自負しています。
小生は、マズローの欲求5段階説が素晴らしいと思ったのは、
自分の現在の思いと状況を見事に表わしていたからです。
2年前、会社を退職するときに書いた理由は「自己実現」でした。
その時は、まったくマズローを知らなかったんです。

補足:自己超越

『晩年、マズローは5段階の欲求階層の上に「自己超越」の段階があると発表しました。
「自己超越」は、”目的の遂行・達成のみをピュアに求める” という領域を指し、
見返りを求めず、自我を忘れてただ目的のみに没頭する様を指します。
マズローいわく「自己超越」の領域に達することができるのは全人類の2%程度とのことで、
第6欲求の実現を目指すのは稀なケースとされています。』

◆良いですねえ~。
「見返りを求めず、自我を忘れてただ目的のみに没頭する」最高です。
先ずは自己実現ですが、その後、全人類の2%目指して自己超越したいですね。
小生、後10年先の目標とします。

 

3.どのように活用したらよいか 折乃笠の自論

例1
①自分が悩みを持っていたら、その悩みがどの段階にあるかを考えてみる
②例えば、第三段階にあることがわかるとすると
③悩みの内容を自分の部分と相手の部分に分ける
④自分の部分の具体的解決に繋がる行動策を考え、少しづつ実行に移す
⑤相手の部分は、相手によるところが多々あるので、慎重を要す
 信頼できる人に相談 or 徐々にアプローチしていく or 諦める
 諦める場合は自分で納得するまで屁理屈を考える。

例2
①超複雑な悩みの場合、エイヤーでも良いから悩みの因数分解をする
②分解したそれぞれの悩みをどの段階にあるかを考えてみる
③一つ一つ丁寧に上記例1のやり方で進める

と、いうのは簡単ですが、実際に行動するのは難しいですよね。
無責任ですいません。

皆さん、先ずは、マズローの欲求5段階説というものがある、
自分の悩みの段階は、だいたいこんなもんだろうと思うだけでも
とても楽になりますよ。

悩みを持っているのは自分だけじゃないんだと思えるからです。

4.今後の進め方 折乃笠

他にも非常に興味深い心理学者がいます。

アドラーとフロムです。

小生の本棚には、両者共お座りになって、こっちを見ているのですが・・・

来年早い内に読んで、更に心理学的な屁理屈を考えたいと思っています。

 

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