人間だもの、たまには失敗もするさ。
仏教の修行の中に大峰千日回峰行があります。
奈良県吉野の大峰山で、往復４８キロ、高低差１３００ｍ以上の山道を
１日１６時間かけて、１０００日間歩き続ける修行。
大峰山１３００年の歴史で達成したのは、たったの２人といいます。
比叡山宮本祖豊住職の話
『なぜ、そこまでしなければならないのかというと、自分の精神レベルを
上げるためには自分の体を犠牲にしなければならない。
それが行というものです。楽をして精神レベルが上がるものならそれに
越したことはありませんが、レベルが上がるのに見合うだけの苦しみを
自ら体験していかねければ、人間は一歩も成長しないのです。』
小生は、とてもとてもそのレベルには満たないまでも、自分としてもっとも得意でない
長距離ランニングにあえてチャレンジとしようと決心しました。
４２．１９５ｋｍ完走します！
何だか、折乃笠って、とても単純で単細胞のような気がしませんか？
と言うことで、２０１６年～２０１７年に走り続けたのです。
（折乃笠 かなりオーバーに言っていますので注意！）
２０１６年１２月１８日(日)
１１時３０分：２９ｋｍ付近、絶好調は続く。少しスピードアップ。
１１時５０分：３１ｋｍ付近、ガキーン、両足甲に激痛が走る。
左股関節ボールジョイントにも激痛。
１２時００分：メーデー、メーデー。一旦立ち止まる。
再び走り出すが激痛が２倍になってやってくる。
【葛藤】
・これから先、気力で走り続けると、訓練が足りていないので、骨、関節、
筋肉がやばい事になる。
・有言実行は？ 応援していただいている方に申し訳ない。
・訓練不足は自分の責任、やっぱり走るべき。
・再発防止をしっかりやって来年もう一度頑張ればよいではないか。
【結論】
・３２ｋｍ地点でリタイヤ。
【反省と今後の進め方】
・“挑戦”は、無謀に無計画に無準備でやるものではない。
結果、奇跡的に成功することもあるかもしれないが、場合によっては怪我をしたり、
命を落としてしまう事もある。
・気力だけでは絶対に成功しない。
・今回の反省点は、私、４２．１９５ｋｍを走る事を軽く見ていたことにある。
十分な科学的走り込み計画と延べ走行距離１００ｋｍ/月訓練を怠っている。
・この様な結果になってしまい、応援していただいた方にたいへん申し訳ない。
再発防止をして来年もう一年頑張って目標達成することにより償いたいと思います。
２０１７年１２月９日（土）
【経過】
①前半の練習不足
・天候、仕事、他テーマ、飲み会により、言い訳で時間を取らず。
②１０月交通事件発生
・ランニング中左折車に足を踏まれ、そのまま車体でなぎ倒される。
・救急車で病院に搬送される。検査の結果お尻打撲。柔道受け身のお陰。
③最後の最後に腰痛
・走ること以外にハードスケジュール過ぎた。
（会社の各種イベント、私用イベント、延暦寺０泊３日の旅、飲み会）。
・３２ｋｍ走→４０ｋｍ走の急な引き上げ
【結果】
・３７ｋｍ付近。リニア実験車が疾走していった。残り後５ｋｍ、微速で良いから頑張れ。
・残り０．３ｋｍ地点。新浅利橋。岩殿山がおかえりと言っている。腰が、足が・・・。
・ゴール！自宅。近所の人にはヨレヨレ姿を見せない様にと。家の階段が上がれない。
【感想】
・正直、たいへんだった、きつかった。最後の最後、タイムリミット（今年中に完）に相当焦った。
・色々反省点と課題が見つかり、これから生きていく上での指針となった。
そうは言っても、先ずは自分を褒めてあげよう “ご苦労さん”。
・来年以降、ジョギングは健康維持のための趣味として軽くやっていきます。
・そして、本格的に「体」を鍛えるためにスポーツジムに入会しました。
長距離ランニングは、たいへんだった。
練習も、残業、海外出張、飲み会、旅、他イベントでなかなか時間が取れず。
途中、交通事故によるお尻打撲や腰痛などでコンデイションがあまりよくなかった。
ほんとに、本当に、きつかった（涙）。
が！！
人間だもの 小生にとって、もっともっときついことがあったんすよ（大涙）。
今まで丸秘事項でした。
失敗その１１ ランニングはつらいよ 丸秘版２／２（明日）に続く。
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