先日、Xで、AIを使った社内開発のスピードが大きく上がったという投稿を読みました。
特に印象に残ったのは、お客様の声や仕事の事情を理解している責任者が、AIを使って自ら仕組みを作り、改善できるという話です。
投稿者は、一部の作業では体感で「100倍」と感じるほどだと述べていました。これは投稿者の実感であり、すべての仕事が100倍になるという意味ではありません。
小生が注目したのは、その数字よりも「仕事をよく知っている人が、自分の考えをすぐに形にできる」という点でした。
■ 小生の経験にも、まだまだ出番がありそうです
これまでは、困りごとを開発担当者に説明し、出来上がりを待ち、修正をお願いする必要がありました。AIを使えば、現場を知る人が小さな試作品を作り、その場で確かめられる可能性があります。
この話を、小生自身に当てはめてみました。
小生は38年間、トラックやバスの開発に携わってきました。現在は、その経験を生かし、原価計算や検査業務などへのAI活用を考えています。
「現場では何に困っているのか」
「この数字は何を意味するのか」
「どこを間違えると困るのか」
こうした問いを具体的にできることに、経験の価値があります。
原価計算なら、答えだけでなく費用の二重計上がないかを確かめる。検査なら、元の記録と合っているかを確認する。AIの力と人の判断を組み合わせるところに、小生の役割があると感じました。
■ 速く作るだけでは、まだ半分
元の投稿には、できる人に負担が集中し、夜中まで開発することや、その人しか分からない仕組みになる危険も書かれていました。
一人の頑張りだけでは、長続きしませんよね。
操作を分かりやすくする。手順を残す。ほかの人にも試してもらう。「作れました」の先にある「皆さんが安心して使えます」まで考えることが大切です。
■ これからの小生の四つの指針
① 現場の困りごとから始める
誰の何を助けたいのかを明確にします。
② 小さく作り、確かめる
一つの作業、一つの例から試します。
③ 速さと正しさを大切にする
数字や事実を確認し、人が判断する部分を残します。
④ ほかの人も使える形にする
操作や説明を整え、知恵と手順を共有します。
大月のAI寺小屋や、準備している中級講座でも、勤務している製造業でも、身近な課題を整理し、AIで試し、自分で確かめる学びを大切にしたいと思います。
現場を知っているから気づける課題があります。人の苦労を知っているから考えられる使いやすさがあります。
長年の経験とAIを組み合わせ、身近な人の役に立つものを形にする。
今回の投稿は、小生にとって今後の指針を考えるよいきっかけになりました。
感謝!感激! (歳の割には素直だな(笑))
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AIは答えを速く出せる。でも “その答えは本当に役に立つのか” を見抜けるのは、人が歩んできた時間だと思います。経験とは過去の記録ではなく、未来を間違えないための羅針盤かもしれませんね。
そして、何よりも大切なものは、これまでの経験や実績よりも、価値観を優先させることだと思います。
このブログから、人とAIが競争する未来ではなく、一緒に新しい価値を生み出す未来が見えてきました。