「人として何が大切か、真の幸せとは何か」を自身の命題として、
日々考えています。

その中で、人が生きていく上で、重要な因子として
外部からの情報入力があり、更にその情報の中には、
自分の考え方の根本となりうる思想、学問、知識などがあります。

特にその中の哲学、宗教、倫理などは、正直我々凡人には
難しくて、自分の行動まで落とし込むのはとてもたいへんです。

小生、日頃その様な機会が多くあり、決して嫌ではありませんが、
時々疲れて休憩してしまいます。

そんな時、頭にすう~と入ってくるのが文学です。

文学にもいろいろなジャンルがありますが、

「人の生き方」について、因子をピックアップすると
生きる場所(宇宙、いかなる国、日本各地、海、山・・・)
生きる時代(古代、奈良時代・・・江戸時代・・・現代、未来)
生きる相手(神、天皇、政治家、上司、親、家族、友人、敵、ライバル・・・)
生きるシーン(戦争、己の死、別離、再会、裕福、貧乏、飢餓・・・)
精神状態(優越感、劣等感、怒り、苦しみ、幸福、憎しみ・・)
・・・・・
などの無限の組み合わせがあり、無限の物語があると思うんですね。

我々は、文学を読むことによって、到底自分の「生の経験」としては
味わえないことを、それも短期間に経験でき、自分のことの様に
考えることができます。

それは、仏教でいう「四苦八苦」の死、老、病、または、別れ、欲求が
満たされない等、普段経験したことのないようなことが、突然起こったが場合、
文学による経験がものをいうと思うんですね。
絶望に陥った時の救いになり、人生、心の支えになると思うんです。

小生も、何回もそれによって助けられたことがあります。

ここで、13年間、壮絶な闘病生活を送った文学紹介者の頭木弘樹氏
(54歳)が、人間学月刊誌「致知」12月号で語っています。

『いろんな人生の物差し、価値観を自分の中に持って生きることが
 大事だと思うんですね。
 一流大学や上場企業に入る、社内で出世する、そういった一つの
 価値観だけで生きていけば、私のように突然の病気などでそれに
 当てはまらない人生に入り込んじやった時に、生きていく意味を
 見出せなくなって、自分を否定するしかなくなってしまう。
 でも、世の中にはいろんな考え方、人生のあり方があるんだと知っていれば、
 いざこれまでの価値観が機能しなくなった時に”物語の書き換え″が
 できるようになって、また生きていこうと思えるようになります。』

要はシナリオライターのように、自分の人生の物語を書き換えるということですね。
そしてそれに役立つのが、様々な価値観、生き方を描いた文学だということです。

小生の最も尊敬する芹沢光治良先生が言っています。
「文学は もの言わぬ 神の意志に 言葉を 与えること」

今回、文学について考えてみましたが、日頃からたくさんの文学に触れ、
いかに手持ちの物語を増やしておくかが重要であることがわかりました。

皆さんも、機会があれば文学に触れてみてください。

今後、本ブログでも文学について語っていきたいと思います。

 

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