以前より、地元大月岩殿城の小山田家にはたいへん興味があって、
関連する場所に行って史跡調査や雰囲気などを味わって参りました。
今般、顕彰会の資料を確認すると、小生は一番大事な所に行っていない!
(顕彰会の皆様は2度行かれているとのことです。)
小山田家の菩提寺の桂林寺と長生寺です。
実はその存在も知らなかったのです(頭を垂れる)。
清々しい青空でまだ涼しい朝を待って、行って参りました。
小生、もともと現地現物の徒歩の旅が大好きなので、ちょっとした
旅気分でもありました。
7時55分、自宅を出発して富士急上大月駅へ。
とても綺麗に洗練されましてね。
車窓もいつも車で見ている景色と違ってとても新鮮。
8時35分、都留市駅に到着。
昔と変わらず田舎の駅ですね(失礼)。
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ここから約1.8km、桂林寺まで徒歩の旅。
日差しがまだ柔らかくて気持ち良いです。
9時、小山田家の菩提寺桂林寺着 。
正式名は臨済宗妙心寺派 冨春山 桂林寺。
境内は人一人おりません。
整然とした本堂がありました。
裏に蓮の池があり、近づいて行くと物静な御老人が作務をしています。
お互い目礼をして、その後小生は注視しました。
第一印象はお掃除おじいさんかと思いましたが、静かなオーラを感じます。
たぶん御住職だと思われます。
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![](https://life-backup-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/ブログ桂林寺4-1024x768.jpg)
そして、小山田家のお墓。
雰囲気は、明るさと暗さの両面を感じました。
何かを訴えたいという ”気” があるような・・・
景徳院の勝頼公のお墓の凄まじい霊気に比べれば、全然弱いです。
何かやり切ったという清々しさもあるような気がしました。
![](https://life-backup-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/ブログ桂林寺5-1024x768.jpg)
![](https://life-backup-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/ブログ桂林寺6-1024x768.jpg)
桂林寺にのみに残る小山田家の法名
名前 戒名
六代 出羽守信膳
七代 兵部小輔信惠
八代 出羽守信澄
九代 出羽守信朝(朝信)
十代 備中守信美
十四代 山城守信隆
十五代 越中守信有
十六代 出羽守信有
十七代 出羽守信茂
ちなみに桂林寺の特徴は
♦白隠禅師筆の万霊塔がある
♦小山田氏の菩提寺で墓域には一族の碑が多数ある
♦市有形文化財「小山田家伝世の板碑
♦天然記念物「桂林寺の彼岸桜」
♦寺の池の睡蓮は郡内の名所となっている
♦叶が池は金井の地名起源でもあり山梨の民話として語られている
http://www.keirinji.info/index.html
桂林寺は臨済宗妙心寺派であり、武田家(信玄)の菩提寺恵林寺と同じです。
何か、会社の社長と部長の地位による祀られ方の規模感を強く感じました。
小生は、部長だったこととこじんまりした雰囲気が好きなのでこの桂林寺が
とても落ち着きます。
今度は坐禅をしながら、小山田家の皆様と会話したいと思いました。
9時30分 田園地帯を歩きます。
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9時45分 曹洞宗 大儀山 長生寺着。
重厚な山門を潜って石段を上ると、木造の本堂がありました。
とても、歴史の匂いがします。
長生寺の創建は文明元年(1469)、甲斐国守護武田信昌(武田家16代当主)が
鷹岳宗俊禅師を招き開山したのが始まりとされています。
長生寺は小山田家の菩提寺であると言われています。
https://www.yamareki.com/turu/naga.html
![](https://life-backup-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/ブログ桂林寺8-1024x768.jpg)
![](https://life-backup-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/ブログ桂林寺9-1024x768.jpg)
まとめ
さて、今回、小山田家の菩提寺を訪ねましたが、やはり歴史を肌で
感じることができました。
机に座ってインターネットや文献を読むことによって「知識」を得ることができます。
そして、実際に現地を訪れることによって、それが「意識」に変わります。
歴史に限らず、全てのことにおいて、この「意識」を高めていきたいですね。
帰りの富士急の電車の中で、次は初狩の「首塚」へと考えていました。
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