先日、人間学を学ぶ月刊誌「致知」2022年3月号を読んでいたら
以下のようなショッキングな記事に出会いました。
数年前、作家の曽野綾子さんが新聞に寄稿された一文の紹介でした。

『建築の強度偽装、自動車の燃費に関する虚偽の申告、歴史ある大手企業の
 粉飾決算など、日本人の誇りだった誠実と職人気質を失った姿を見ると、
 私はわが国の将来に暗澹たるものを見る。
 彼らは仕事の発注者や株主や消費者を騙しただけではない。
 日本という国を詐欺の容疑で売った新しい『売国奴』に等しいのである。」

曽野さんは、相次ぐ企業不祥事を痛烈に批判しつつ、日本人から道徳心が
失われたことに継承を鳴らされたのでした。

話は変わり、当時、池井戸潤さんの小説「空飛ぶタイヤ」を読んだ後の小生の感想です。
『現在も、目を覆いたくなる耳を塞ぎたくなる上場企業の不祥事が多発している。
 日本、日本人はいったいどうなってしまったのだろうか。
 将来を担う子供達に申し訳ない。
 小生、人間として、日本人として、正しい方向性を、技術的立場と人間学立場
 から、近い将来に小説を書きたいと思っている。』

合わせて、小説 池井戸潤さんの小説「下町ロケット」シリーズを読んだ後の小生の感想です。
『利益よりも人間としてもあるべき姿。
 仕事の本来の目的。
 人の好さ。
 熱さ。
 エンジニアとしてのあるべき姿。
 全てを教えてくれた素晴らしい小説であった。
 小生が日頃考えて目標にしていたことを、エンジニアとしての具体的な話として
 教えていただいた。
 どの文を読んでも心と目頭が熱くなる。』

道徳心というととても難しく感じますが、基本は小学校の時の教室に貼ってあった
道徳標語だと思うんです。

『・お父さんお母さんをたいせつにする
 ・やくそくは守る
 ・うそはつかない 』

これさえ守っていれば、企業不祥事だって起こらないはずです。

そして

「ならぬことは、ならぬものです」
(意味:人として生きるためには、理屈 や言い訳が通らない絶対にやっては
 いけないことがある。)

これなんですよね。

現在の世の中、もっと酷いこと、残忍なこと、悲惨なこと、悲しいことが起きていて、
増々悪い方向に進んでいるような気がします。

今、我々一人一人ができること、道徳心を忘れないこと。

「ならぬことは、ならぬものです」 を忘れないことです。

  

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