皆さん、「芸術家の考え方、生き方」というと、どんなイメージをお持ちですか?
ミステリアス、エキゾチック、エロチック、エゴイスチック、
ドラマチック、オカルティック・・・
いずれにしても、ちょっと我々凡人とは何かが違うような気がします。
実は小生が住む浅利地区には、国際的に活躍する女性陶芸家KTさんがいます。
今年になって、交流が深くなって接する機会が多くなりました。
いっしょに、地域清掃、歴史研究の会、飲み会などでは我々以上に
凡人化していますが、こと芸術に関しては鋭い感性を感じます。
以前、インタビューをした時のQ&Aでは
Q.御自分の性格は?
A.子供の頃は大人びた子供でしたが、年をとったら子供っぽい大人に
なってしまいました。
たぶん赤ちゃんのようなお婆さんになることでしょう。
どうです?
ミステリック、ドラマチック、オカルティックでしょう?(笑)
ですが、ものすごく的を得ているんです。
今では、その通り!と思います。
これぞ、「芸術家の生き方」なんですね。
一昨日、浅利地区対象に彼女の工房の見学会がありました。
これは、彼女をホームぺージで紹介したところ、多くの方から見学希望があり、
彼女のご厚意により今回見学会開催の運びとなったものです。
アトリエ、窯、作品などの紹介をしていただきました。
特に作品の紹介は、芸術家のこだわりを強く感じました。
「近年私は無釉の磁器で過剰にデコラティブな立体を作っている。
私の作品の過剰な装飾性は主にアジアの祭礼の供物やアレンジメント、寺社建築の装飾から影響を受けている。
私は芸術の出発点は 聖なるものへの供物や祭器から始まったと考えている。
古代の人々はあらゆる自然の事象に表立った、または秘められた力を感じていた。
そして彼らはそれらを写し取ったり単純化して文様化したりして身にまとったり飾ったりすることで、それらの力にあやかろうとした。
私にとって装飾とは、「美しく飾り立てること」などではなく、古来からの人々の真剣な願いと祈りとまじないの結晶なのだ。」
これぞ、「芸術家の考え方」なんですね。
そして、次のQ&Aでは
Q.これからの夢は?
A.電気・水・その他エネルギーを自立してまかなえる環境循環型の小屋を
自然素材を中心に自分で建てて住み、米と大豆と少しの野菜を作ることに
関わり、志の方向が似た人々の良きコミュニティに属し落着いて静かに
作品を作ること。
これが浅利で実現できたら最高だと思うのですが。
これぞ、「芸術家の考え方、生き方」ですね。
考えさせられるなあ~!
小生、「志の方向が似た人々の良きコミュニティ」を女性陶芸家KTさんと
いっしょに作っていきたいと思います。
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