と、あるきっかけで、今の時代の会社の管理部長のあるべき姿を問われました。
小生にとって今の自分を見つめなおす良いきっかけになると思い、
整理整頓してみました。
先ず、小生が管理系の部長をしていた時の業務内容は、
①技術管理部長
・開発分門の技術管理(人、特許、法規、規準管理、イベント、教育、他)
②ダカールラリー戦闘車チーフエンジニア(開発責任者)
・全社の関係者の管理、監督
③開発管理部長
・開発分門の開発管理(人、もの、金、情報)
・開発役員のサポート
会社生活37年間で設計部署が長かったので、小生にとってみると
とても良い経験になりました。
それでは、項目ごとにまとめていきます。
ここでもポイントは、小生の頃は、まだAIはなく、またシニアの活躍の場も
ほとんどありませんでしたが、今はそれが主役級になります。
管理部門のマネジメント
生成AIを使った業務効率化:生成AIを活用して日常の業務管理やデータ処理を自動化し、リーダーやチームメンバーがコア業務に集中できるようにします。例えば、定例会議の議事録作成を自動化し、部門内のコミュニケーションを効率化します。また、リーダーシップを発揮し、チームの強みと弱みを理解し、適切な役割分担を行い、定期的なミーティングで目標達成を確認します。
経験豊富なシニアスタッフの役割: 60歳以上の方々にアドバイザーとして若手へ知識伝授を促し、トレーニングやコンサルティングセッションを実施して、管理部門全体のスキルを向上させます。部門内の円滑な情報伝達の確保と、組織全体の意思疎通を強化するためのツールやプロセスも整備します。
管理部門の課題発見
AIを使ったデータ分析:生成AIを活用し、過去の業務実績や会計データを分析して業務のボトルネックを発見します。KPIやSLAを用いて現状を定量的に把握し、業務フローを見える化して課題を発見します。
シニアスタッフの意見を反映: 経験豊富なシニア層の意見をヒアリングし、彼らが感じる業務上の課題を引き出します。これにより、部門間の連携不足や重複業務も明確にし、効率的な業務遂行を目指します。
管理部門の業務改善
生成AIによる業務プロセスの再設計:生成AIを活用して日常業務のスケジューリングやタスク管理を自動化し、進捗をリアルタイムでモニタリング。遅延やリソース不足に迅速に対応できる体制を構築します。また、業務フローの無駄を削減し、PDCAサイクルで業務改善を進めます。
シニア層との協力によるベストプラクティスの導入: シニア層の知識を活かしつつ、AIツールを組み合わせた最適な業務フローを導入。ワークショップなどで効果を確認し、改善策を定期的に評価します。
ITツールの導入
生成AIツールの選定: ChatGPTなどの生成AIツールを導入し、文書作成や契約書レビューを効率化。シニア層にも使いやすい直感的なインターフェースを持つツールを選定し、彼らの負担を軽減します。
シニア層の経験を基にしたIT教育: 60歳以上の従業員にも適切な形でトレーニングを提供し、ITツールの活用を促進します。彼らのペースに合わせたトレーニングセッションや、実践的な教育を行います。
生成AIとシニア層の活用
生成AIによる業務効率化: 生成AIを活用して、日常業務の自動化を進め、例えば議事録作成やタスク管理の効率化を実現します。
シニア層の知見活用: 60歳以上の経験豊富なスタッフの知識を若手の育成に活かし、AIでは補完できない価値あるアドバイスを提供します。
緊急対応力
冷静かつ迅速な対応: 緊急事態には冷静さを保ち、迅速に対応して問題を解決します。時には継続的な努力を続け、目標達成を目指す強い意志が求められます。
戦略的視野とリーダーシップ
組織の強化: 部下が働きやすい環境を作り、明確な目標設定と実行計画を立案。将来の技術者教育や、知的財産の強化も含めた戦略的な組織作りを推進します。
改善と活性化の推進
トップダウンとボトムアップの両立: 経営層の指示と現場の意見をバランスよく取り入れ、実行可能な解決策を提示し、組織全体のパフォーマンスを最大限に引き出します。
このように、生成AIとシニア層の経験を効果的に活用し、管理部長はリーダーシップを発揮して組織を成功に導くことが求められると思います。
ん~ん!数年ぶりにすっかり管理職の気分になりました。
たまには、よござんす!ね。
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今の時代の管理部長は、①知識・技術、②情報感度、③コミュニケーション、④創造力、⑤独自性、⑥価値観はもちろんですが、加えて生成AIとシニアスタッフをいかに有効活用して業務を推進することが求められていると思います。
このように私たちの時代とは違って、役割と責任が増えているため、「簡素化・明確化・権限移譲」 を基本にして、部下のポテンシャルを引き出し、組織としてのパフォーマンスを最大限に発揮できる体制を構築することも重要です。
最終目標は 「ユーザー価値の最大化」と「会社への利益貢献」に繋げていくことだと思います。
そのためには、
・自分/組織はどのような貢献ができるか?
・自分/組織は何を期待されているか? 何を提供できるか?
・自分/組織の責任は何か?
・目標を達成するために業務をどのように体系化すればよいか? 優先すべきことは何か?
・自分/組織の課題は何か? 率先してできる提案は何か?
を自分、組織の目標と結び付けて明確にして実践することが大事だと思います。