人として何が大切か、真の幸せとは何か
人間らしく生きる
折乃笠 公徳
今回は、下記目次の中の「2.私は何故わからなかったのか」 についてです。
1.目次
命題「人として何が大切か、真の幸せとは何か」に対し
1. 私は何がわからなかったのか
ぼんやりとしている問題意識をクリアにする
2. 私は何故わからなかったのか
問題を層別しねらいを定めるために現在の状況を事実で確実につかむ
3. 私がわかるための目標を作る
活動の狙いを定めて、成果をはかるものさしをつくる
4. 命題 私がわからなかったことを掘り下げる
真因をつかむために、現状把握で取り上げた問題点をさらに深く調査
5. 命題 わからなかったこととは
真因を発生させないために、対策とその実行計画を立てる
6. わからなかったことを解決するために
実行計画に基づき、対策を確実に実行する
7. 効果を確認する
目標に対してどのくらい効果があがったかを把握する
8. 更なる飛躍を考える
対策を実施した効果が元に戻らないようにする
9. 私は何がわからなかったのか
ぼんやりとしている問題意識をクリアにする
2.はじめに
前回の「その5」では、「2.私は何故わからなかったのか」について
報告致しました。
書籍 エッセイ第三弾「人として何が大切か、真の幸せとは何か」 その5
先ず、要因を「自分」「自分以外」「環境」「思想」に分け、それぞれの
要因分解を致しました。
更に、「思想」は非常に奥が深く、現在、要因の細分化を実施しています。
以下の系統図を御覧下さい。
先回、哲学、宗教が含まれる「人文科学」について報告しました。
今回は、形式科学です。
と言われても、「何それ?」の世界ですよね。
それでは、書籍や文献を頭から湯気を出しながら要約していきます。
3.形式科学とは
『形式科学(Formal science)とは形式体系に関係する科学の総称である。
上記の系統図にある数学、統計学に加え、システム理論、論理学、計算機科学、
情報理論、ミクロ経済学、言語学など数字を扱う形式的といった分野の理論を
ベースの細分野がこれに含まれる。』
正直わかりませんね。
ここで、自然科学と数学の違いについておもしろい話があります。
『自然科学の理論は、完全に証明することはできません。
一方、数学は絶対的な真理です。
おそらく宇宙に他の高等生物が存在しても10進法を採用するかどうかに
かかわらず、同じ数学をつくっていくことでしょう。
この意味で、数学は自然科学とは別に、ある種普遍的なものなのです。』
言っていることは何となくわかるような気がしますが、何か、小生の命題
「人として何が大切か、真の幸せとは何か」から更にかけ離れていきますね。
そこで、小生の命題と形式科学の両方に関連した話をして紹介していきます。
小生にはどれも、非常に興味深い、更に深く勉強したくなってきました。
4.数理宗教学
『数理宗教学とは、数学という言語を用いて神を語る試みものです。』
世の中には凄い学問があるんですね。
概要は
『数学という言語を用いるとによって、神学は近代科学と共通の地平で神を
語ることができるようになる。
そして共通の地平を獲得することによって、神の存在する余地は無いとする
科学的世界像の是非を評価することができるようになる。
著者は「私たち近代人の普遍言語が数学であるとするならば、神学わけても
啓示神学もまた数学で語られねばならない」と主張する。』
これは凄い!
宗教を数学で表わせるならば、先程紹介したように、絶対的な真理を
得ることができます。
つまり、「人として何が大切か、真の幸せとは何か」を数学で表わせるかも
しれません。
5.統計による幸福度
これは、老若男女1000人以上を対象に、幸福についてのアンケートを取り、
統計学的に要因分析をしたものです。
慶応大大学院システムデザイン・マネジメント研究科の前野隆司教授(59)が
実施しています。
小生、2年前に人間学月刊誌「致知」で教授を知り、その後関連本を4冊読み、
その内容にブー垂れてメールを送ったところ、教授からメールで諭されたことがあります。
その後、講演会に参加し、謝りに行ったことがあります(笑)。
(詳しいことをお知りになりたい方はメールを下さい。結構過激です。)
幸福について、教授が強調していることは
『お金や社会的地位だけでは幸福感は長続きしません。
これらの物質的な「地位財」は他人との比較によって生じるもの。
収入が増えたり出世したりしたときに感じる幸福感は短期的なものです。
これに対し健康、家族、趣味などといった「非地位財」は、誰かと比べて得るものではない財。
これらは長続きすることが知られています。
幸福学では、この目には見えにくい非地位財の正体を明らかにしました。』
教授は、元々キャノンのエンジニアであったこともあり、理数系の方は話の内容を
とても深く理解することができます。
統計学(QCストーリーも統計学の応用版)では、物事を数学的に理解できますね。
この手法は、恵林寺の古川老大師様はあまり好きではないかもしれません。
本件、下記「8.引用 書籍や文献」で紹介していますので是非お読みください。
6.宗教とAI
本件について、小生はとっても興味があります。
『「宗教」とは昔から人々の疑問に対し聖典や経典をもとに答えや教えを与える存在でした。
各宗派の人々は、神や仏が定めた教えが最適解だと信じ、その宗教を信仰しています。
科学主義者のような方々は、膨大なデータから算出されたAIの答えを信じ、神と崇める
考え方をされるかもしれません。
人々は今まで、答えがない問いに直面した時に“宗教”に答えを求めていました。
シンギュラリティ、つまり人類の知的能力を越す時、身近にいるAIに聞くことで解答が
得られるようになるのかもしれません。
そのように考えると、「シンギュラリティが到来することで、AIを神として崇拝しよう」
という考え方も生まれるでしょう。』
実は、小生、本件については、近い将来(2040年前)に必ず起こると思っています。
というのは、宗教はとても神秘的で神々しいものですが、根本はやはり
人が作ったものです。
ファジーな部分も多々あり、現在はファジーな人間しか理解(理解したつもり)
できませんが、シンギュラリティにより人間になったAIならば新しい宗教を
創造できると思えるのです。
7.アンドロイド観音
現在、こんなんがあるんですね。
『豊臣秀吉と正室、ねねゆかりの寺として知られる高台寺(京都市東山区)が
法話を行う世界初の「アンドロイド観音」を公開したました。
人々にわかりやすく仏教の心を説き、仏教に興味を持ってもらうのがねらいです。』
たぶんまだ、声は録音で行われていますが、これがシンギュラリティレベルの
AIを持つことによって、本当の観音様にもなりうるかもしれません。
8.まとめ
以上、上記により、形式科学を少し理解することができました。
小生にとって、命題を深堀するにあたって、とても有効な道具だ想いました。
皆さん、如何でしたか?
ここで、「2チャンネル」でとてもおもしろい話を見つけました。
「お前は見られている」が宗教。
「見られていなくても」が道徳。
「どう見ているか」が哲学。
「見えているものは何か」が科学。
「見えるようにする」のが数学。
「見ることが出来たら」が文学。
「見えている事にする」のが統計学。
なるほど!
9.今後の進め方
今後、「自然科学」「人文科学」「応用科学」について、勉強していきたいと思います。
ただし、本題のエッセイ第三弾「人として何が大切か、真の幸せとは何か」という観点で
メリハリを付けていきます。
次は、自然科学です。
10.引用 書籍や文献
1)書籍
(1)幸せのメカニズム 前野隆司著 講談社
(2)ロボットと人間 人とは何か 石黒浩著 岩波新書
2)文献
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ブログランキングから来ました。
法話を行うアンドロイド観音とは面白いですね。
ちょっと見てみたいと思いました。
いろいろ勉強になる記事を読ませていただきありがとうございました。
ふみ様
小生のブログをお読みいただきましてありがとうございます。
ブログランキングから記念すべき初めてのお客様です。
是非、またお越しください。