大都市東京の地下に、蜘蛛の巣のように張り巡らされた地下鉄。
皆さん、東京の地下鉄は路線がいくつあって、総キロ数はどのくらいあるか
利用客はどのくらいか御存じですか?
計13路線、304キロ、一日に約690万人が利用しているそうです。
下の路線表を御覧下さい。出展はインターネットからです。
東京都 1号線 浅草線 西馬込駅 – 押上駅 18.3 km
東京メトロ 2号線 日比谷線 北千住駅 – 中目黒 20.3 km
東京メトロ 3号線 銀座線 浅草駅 – 渋谷駅 14.2 km
東京メトロ 4号線 丸ノ内線 池袋駅 – 荻窪駅 24.2 km
東京メトロ 5号線 東西線 中野駅 – 西船橋駅 30.8 km
東京都 6号線 三田線 目黒駅 – 西高島平駅 26.5 km
東京メトロ 7号線 南北線 目黒駅 – 赤羽岩淵駅 21.3 km
東京メトロ 8号線 有楽町線 和光市駅 -新木場駅 28.3 km
東京メトロ 9号線 千代田線 綾瀬駅 -代々木上原駅 21.9 km
東京都 10号線 新宿線 新宿駅 – 本八幡駅 23.5 km
東京メトロ 11号線 半蔵門線 渋谷駅 – 押上駅 16.8 km
東京都 12号線 大江戸線 都庁前駅 – 光が丘駅 40.7 km
東京メトロ 13号線 副都心線 和光市駅 – 渋谷駅 11.9 km
実はこのことを遥か昔、大正時代に予測していた人がいると聞いて
びっくりしました。
『早川徳次(はやかわ・のりつぐ)
明治14年山梨県生まれ。41年早稲田大学法科を卒業後、鉄道院に勤務。
路面電車が、当時の人々の生活を支える重要な交通機関でした。
また自動車の数も、急速に増えはじめた時代です。次第に道路は混み合い、
渋滞も起きるようになっていました。
こうした状況を解消すべく、地下鉄誕生に向けて邁進したのが、
“地下鉄の父”と呼ばれる「早川徳次」なのです。
1914年(大正3年)、鉄道の調査研究のためにロンドンを訪れた早川は、
網の目のように地下を走る地下鉄に驚嘆し、首都東京のさらなる発展の
ために地下鉄開業を決意。
日本で最初の地下鉄は、1927年(昭和2年)の暮れ、上野~浅草間2.2kmを
つなぐ路線で産声をあげました。
アジアでも初めての地下鉄であり、「東洋唯一の地下鉄道」として話題を
集め連日超満員。
地下駅から地上にまで行列が延び、電車に乗るまでに1時間以上も
かかったといわれています。
その後、渋谷~新橋間(6.3km)が別会社によって開通。
1940年(昭和15年)には渋谷と浅草を1本で結ぶ路線が完成し、
現在の東京メトロ「銀座線」になりました。』
小生が思っている銀座線のイメージは
①床屋とラーメンの混じった匂い
・地下鉄上野駅には地下商店街があって、入った瞬間この匂いが
するんですよ。
②地下鉄のトンネルの高さがやたら低い
・できるだけトンネルを掘る工程を減らすため、集電が上に伸びる
パンタグラフ方式で無く、レール横にもう一つレールを設定して
(第三軌道)、そこから集電するようにしています。
丸の内線も同じです。
③乗車中、あるところで車内の電気が消えて小さな補助灯が
つくことがあります。
これは、線路のポイント通過の時などに第三軌道が右側から
左側に変わる時に一瞬集電が途切れる時があるためです。
④駅の柱が鉄で大きなリベットが残っています(昭和2年のまま)
⑤6両連結はちょっと足りない気がします。
また、自称鉄道評論家の折乃笠としては、現在の13の路線を見ると、
銀座線のルートが一番合理的で理にかなっていると思っています。
それはなぜかと言うと、
浅草ー上野ー神田ー日本橋ー銀座ー赤坂ー青山ー表参道ー渋谷
と東京を代表する街を結んでいるからです。
特に下町の浅草ー上野ー神田は良いですねえ。
地下鉄の祖、早川徳次さんに感謝です。
いずれにしても、銀座線は昭和のロマンが感じられて、とても好きです。
それでは、床屋とラーメンの混じった匂いを嗅ぎに行きましょう(笑)。
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