小生、大相撲は結構好きでテレビ観戦を時々します。

今回、大阪で行われた春場所は、今まで見たことのない
初めての光景でした。
コロナウイルスの感染拡大の影響で、無観客で開催されました。

観客がいないと盛り上がらない部分はありましたが、
小生にとって新しい発見が3つありました。

1番目、音です。
普段、観客の大きな声援でかき消されて中々聞けない
いろいろな音を聞くことが出来ました。
先ず、呼び出しの声が美しい。節があって民謡みたいですね。
それから、行事の甲高い声。ニワトリが騒いでいるみたいで
笑ってしまいました。(失礼!)
そして、凄いのが、力士の立ち合い時のぶつかり合う音。
筋肉と筋肉の弾け合いという感じがしました。
これは、普段相当な稽古をしないとこの様な音は出ないでしょう。

2番目が、力士のパワーです。
土俵際での攻防の後、相手にふっとばされると、勢い余って20m位
つまずきながら走ってしまいます。
普段は観客がいるのでストッパになっていると思いますが、
今までよく観客にけが人が出なかったと思います。
ダンプトラック顔負けのパワーですね

最後は感動話です。
千秋楽の協会御挨拶で、「本日…・・・」と口を開いた八角理事長は、
声を詰まらせ、何かを堪えるかのように十秒ほど無言で口元を引き締めました。 
「(前略)今場所は苛酷な状況下のなか、皆様のご声援を心で感じながら、
立派に土俵を務め上げてくれました全力士、そして全協会員を誇りに思います。
我々はこれからも伝統文化を継承し、百年先も愛される国技大相撲を目指して
参ります(後略)」
理事長という最高責任者として、相当な重圧だったのでしょう。
最後の最後、静寂な空間に理事長の声がこだましました。

コロナ騒ぎの中での感動の大相撲無観客場所でした。

ごっつあんです!

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