皆さん、ジャーナリスト櫻井よしこさんを知ってますか?

たぶん顔を見れば、あ~あこの人 とわかる方も多いと思います。

顔や声はチャーミング(昔は)ですが、ジャーナリストとして
一流の世界観や政治・経済観をお持ちの方です。

今回、是非皆さんに紹介したいのは、櫻井よしこさんは日本人の
素晴らしさを長い長い日本の歴史で語れる人だということです。

人間情報誌 月刊致知 2020年7月号の記事から紹介します。
これを読むと日本人に生まれて良かったと思えますよ。

『長い歴史を振り返ると。日本は実に多くの危機を国民が一致
協力することで、賢く乗り切ってきました。
 そういう国はそう多くないと思うんですね。また、日本はすごく
 不思議な国で、いつの時代も世界のトップ水準にいるんですよ。

 まだ中華思想の世界にどっぷり浸かっていた時代に、聖徳太子は
 「日出処の天子」から始まる有名な手紙で、中国と対等の国である
 ことを宣言し、文字通り対等の国として歩んだわけですね。

 時代は下って、八世紀になると天然痘が大流行し、多くの犠牲が
 出ました。
 そこで聖武天皇は鎮護国家と災異思想(人間の行為の善悪に応じて
 天が災害や異変をもたらす)のもとに東大寺の大仏や国分寺の建立を
 命じられ、聖武天皇のお妃・光明皇后もまた、悲田院や施薬院などの
 施設をつくられ、孤児や病人を救済されています。
 これは世界トップ水準の民を思う政治だと思うんですね。 
    
 平安時代には紫式部や清少納言をはじめとする煌びやかな文学が
 並び立ちました。
 西洋でシェイクスピアが誕生する六百年も前のことです。江戸時代は
 二百六十年の間に人口が約千二百万人から約三千万人と、
 倍以上になっている。
 いかに民が豊かな生活をしていたかが窺えます。

 明治時代には日清・日露戦争で、当時世界の一流国といわれる国に
 勝利したわけですね。
 ところが、たった一度、大東亜戦争で負けてぺちゃんこにされてしまった。
 世界の最貧国の一つに落ち、社会基盤を全部破壊されたにも拘らず、
 国民が一所懸命働き、あっという間に世界第二位の経済大国に
 駆け上がっていくわけです。

 その時々で国の形は随分違いますけれども、我われの先祖は変化に対応し、
 乗り越え、日本国を創ってきたんですね。
 その根底に流れているのは、利他の心、公の精神、責任感、そういう立派な
 国民性だと私は思います。 』

どうですか?皆さん。素晴らしいでしょ。

これだけの文字数でこんなスケールの大きな話ができるんです。

見習いたいですね。

そのためには、歴史、政治、経済、世界観、倫理学、文化、芸術、文筆力等々の
幅広い知識と技術、そしてそれをまとめる統合力が必要です。

頑張りましょう。
      
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