1945年8月9日午前11時02分、実戦で使われた人類史上二発目の
核兵器・原子爆弾が長崎市へ投下されました。
この一発の兵器により当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち
約7万4千人が死没、建物は約36%が全焼または半壊しました。

2020年11月27日(金)、私はとても暗い気持ちで長崎原爆資料館、
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館、そして平和公園を訪れました。

そして、長崎原爆資料館では、下記の写真と書籍に出会います。
長崎少年.jpg

この写真は、長崎原爆資料館の展示物の中で最後の最後に、
展示されていました。
私は、この少年から何かオーラの様なものを感じました。
それは、何か神聖な人間の気高さを感じたのです。

そして、帰途の飛行機の中で
“『焼き場に立つ少年』は何処へ 吉岡栄二郎著 長崎新聞社”
を熟読しました。
本書は、『焼き場に立つ少年』について2007年より2012年の
5年の期間にわたり長崎で行った調査の報告です。

私は本書を読み終えた時に考えたことは、この少年は仏教でいう四苦八苦、
愛別離苦(愛する人と別れなければならない苦しみ)とそれを耐えねばならない
人間のあるべき姿、すなわち人間の尊厳を教えてくれたということです。

そして、原爆投下という人類史上最大の悲劇で亡くなわれた
185,982名(令和2年8月9日現在 原爆病で日々増え続けている)の
無念さとその家族や知人の方々の深い悲しみとそれを耐える強さを
感じないわけにはいきませんでした。

是非、全文をお読みください。
http://shokuta.com/nagasaki/nagasakisenngo.html#sensou

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