以前、8月7日に理化学研究所と富士通が開発した
スーパーコンピュータ「富岳」が計算速度41.6 京回/秒
(京は10000000000000000)で、2位のアメリカの
「サミット」14.9 京回/秒に大差を付けて世界一になった
お話をしました。

それに続いて、昨日読んだ人間学月刊誌”致知”記事の開発責任者・
理化学研究所石川裕氏にとても感動したので紹介します。

読み終わった時、やっぱ技術も人 と、とても嬉しくなりました

先ず、冒頭石川氏は言います。
『もともと首位を取ることを目標にしていたわけではないので、
 四冠を取れたこと自体への達成感よりも、国民の皆さんが
 この報道を聞いて喜んでくれ、非常に関心が高まったことが
 嬉しいですね。
 新型コロナウイルス蔓延で世界中が沈んでいる中、夢と希望を
 お届けすることができたのではと思っています。』

とかく技術者は、1番を狙うために技術のみに走ってしまい、
最も大切なこと・人を喜ばせる、人を幸せにするを忘れて
しまうんですよね。

そして、「富岳」の凄さが語られます。

『七月初旬には創薬に関するシミュレーションで二千百二十八種類の
 薬剤から数十種類が新型コロナウイルスに作用することが分かったの
 ですが、シミュレーションにかかった時間は僅か十日間。
 同じ計算を「京」(前タイプ)で実施した場合、一年以上は
 かかっていたと思います。』

このような具体的な数字を聞くだけでも、元気が出ちゃいますね。
更に、
 
『まだ開発途上ですけれど、世の中に貢献できているのは非常に
 嬉しいことです。
 「富岳」は今後、ゲリラ豪雨の解析や地球温暖化防止対策、
 健康長寿社会の実現、産業競争力の強化など多くの分野において、
 社会に革新的な進歩をもたらせると思っています。』

世界トップの日本の技術者が、”世の中の貢献”、”社会に革新的な進歩”と
掲げています。

これから先も、我々は「富岳」を応援していきましょう!

P.S.小生個人的に共感したところ
 『やはり、かしこまった会議の場では本音も聞こえてきませんし、細かい点を
 隠されてしまいます。
 ですので、ざっくばらんに話せる機会を大切に、現場の人とは結構飲みに
 行っています。』
 
 良いですねえ~。

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