皆さん、詩人相田みつを、詩人坂上真民を御存じですか?
小生は御二人をたいへん敬愛しておりまして、東京有楽町の相田みつを美術館
には何度も訪問していますし、愛媛県砥部の坂村真民記念館にも0泊3日の
夜行バスによる徒歩の旅で訪問しています。
今般、小生、次回の書き物に関連して、御二人の接点はないかと調べていたら、
相田みつをの御長男(相田みつを美術館館長)と坂村真民御三女が、
円覚寺管長横田南嶺老大師の司会で御対談した記事を見つけました。
(人間学月刊誌致知 2017年4月号で手持ちしていた。)
正直、びっくりしました。
内容については、よく検討して次回の書き物等で紹介しますが、それに関連して
3年前の小生のブログを紹介します
『相田みつを 日本の詩人・書家。
平易な詩を独特の書体で書いた作品で知られる。
書の詩人、いのちの詩人とも称される。
◆小生、相田みつをの詩に何度救われたことか。
小生の部屋、トイレ、会社の机には相田みつをの詩がいつでも
見られる様に飾ってある。
今般、“人間らしく生きる 人”の中で、一番最初に取り上げようと
思ったのが相田みつをであった。』
『坂村真民紹介 仏教詩人。
「真民さんの詩や文章には、人を包み込むようなあたたかさがある。
どん底を見てきた人は、人間に対する眼差しに慈愛が満ちるのだろう。」と言われる。
◆先生のお言葉:“世のため、人のため”に改めて襟を正す
『僕に百歳まで生きてくださいという人がいるが、僕は百まで生きようとは思わない。
何もしないで百まで生きたって、何にもならない。世のため人のために何かをして、
百まで生きるのなら生きたいと思いますけどね。』
ここで、皆さんの中でちょびっと元気がない方に、二人の詩人の詩を紹介します。
『【道 相田みつを】
長い人生にはなあ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道
というものがあるんだな
そんなときはその道を
だまって歩くことだな
愚痴や弱音を吐かないでな
黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ
そしてなあ その時なんだよ
人間としての いのちの
根がふかくなるのは』
『【二度とない人生だから 坂上真民】
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう
二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう
二度とない人生だから
一ぺんでも多く
便りをしよう
返事は必らず
書くことにしよう
二度とない人生だから
まず一番身近な人たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう
二度とない人生だから
つゆぐさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう
二度とない人生だから
のぼる日しずむ日
まるい日りかけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう
二度とない人生だから
戦争のない世の
実現に努力し
そういう詩を
一篇でも多く
作っていこう
私が死んだら
あとをついでくれる
若い人たちのために
この大願を
書きつづけてゆこう』
心に沁みますね。
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