小生、以下の素晴らしいお話に、涙が止まらなくなりました。

そして、日本はまだまだ大丈夫だ、日本人に生まれてほんと良かったと
思ったのでした。

合わせて、日本人の心に感動し行動を起こしてくれたベトナムの
皆さんに感謝です。

その話は、ユーチューブで紹介されていたベトナムから日本へ帰化した
警察官が語った話でした。

『震災直後のある夜、その警察官は食料を配る手伝いのために
 避難所へ向かいました。
 そこにはようやく届けられた食料を受け取るために、
 たくさんの被災者が列をつくっていました。
 
 その最後尾に目をやると、9歳ほどの男の子が厳寒の中をTシャツに
 短パンという軽装で佇んでいます。

 気になって声を掛けた警察官は、その子が語り出した悲惨な体験に
 言葉を失いました。

 地震の後、お父さんが小学校に車で迎えに来てくれた。
 けれどもその時、大きな津波が来て、お父さんを車ごと呑み込んでいくのを
 3階のベランダから見た。
 海の近くの自宅にいた母親や弟妹もたぶん助からないと思う・・・。
 その9歳の男の子は、不安を打ち消そうと涙を拭いながら、
 悔しさと寒さに震えながら、必死に話してくれたのです。

 不憫に思った警察官は、男の子に自分のコートを掛けてやり、
 用意していた食料のパックを渡しました。
 きっと喜んで食べてくれるだろうと思ったのです。

 ところが、その男の子はどうしたか?
 何と、彼はその食料パックを配給用の箱に置きに行ったのです。
 そして、戻ってきた男の子は、警察官にポツリと言いました。

 「僕よりお腹をすかせてる人がたくさんいるだろうから・・・」と。

 何ということだ!
 警察官は、もう涙で少年を見ることができませんでした。

 両親も弟妹も行方不明で、不安と悲しみに打ちひしがれ、
 空腹と寒さの中で絶望している9歳の少年が、それでもその困難に耐え、
 自分のことよりも他人を思いやることができる。

 このような悲惨な境遇に置かれた幼い少年でも、己を捨て、
 人のために生きようとする。
 日本人は何と偉大な民族なのだろう。

 その話は警察官の口からベトナムに広まり、現地の新聞でも紹介されました。
 新聞は「人情と強固な意志を象徴する男の子の話に、我々ベトナム人は
 涙を流さずにはいられなかった」と綴り、こう問い掛けています。

 「我が国にはこんな子がいるだろうか」

 この話を知ったベトナムの人々は、男の子と日本に称賛を惜しまず、
 裕福とは言えない人々からも多くの義援金が寄せられました。』

コロナ禍のたいへんな中、この様な素晴らしい話を聞けて、ほんと良かったと思います。

これからも日本人として、しっかりした行動をとって生きたいと思いました。

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