”人間らしく生きる”ために、先ず自身に必要なことは、自身の
”心””体””頭”を鍛えることと”人”を知ることだと思っています。

”人”を知ることは、本当に素晴らしいことだと思います。

是非、皆さんにも知っていただきたく、このシリーズを設定致しました。

人を知るって素晴らしい 今回はSUさん。

SUさんは、会社の同僚で、27年間同じ設計部に所属していました。
まだ、お互い若かれし頃は、SUさんは車の後軸設計担当で
小生は前軸設計担当だったんです。
ところが、課が違う、部屋も違うで、最初は面識が無かったんですよ。
おもしろいですね、一つの車で前軸と後軸の設計担当が異なり、
面識もない、よくその車は真っすぐ走りましたね(笑)。

その後、お互い同じ匂いを嗅ぎつけて(犬じゃないんだけど)、
以後とても仲良くさせていただきました。

そして前軸と後軸の設計統合することになり、同じ室(課の集合体)となり、
それ以降小生が設計部を離れる時までず~と一緒でした。

SUさんの後軸設計技術は超一流で、特に鋳造車軸ハウジング技術は
たぶん世界一でしょう。
何しろ、生産工学、生産技術、生産システムの研究並びに実施等で
我が国最高峰の賞・大河内賞を受賞しています。

更にタイヤ設計も担当するようになると、世界一のタイヤメーカー
フランスのミシュラン社に行って、現地エンジニアと互角に技術討論を実施し、
ミシュラン財閥の御曹司エドワード・ミシュラン社長と会食をしています。

そんな卓越した技術を持ちながら、温厚であたたかいお人柄なので、
廻りからSUさんの悪口を一度も聞いたことはありません。

たいへん、お酒がお好きで、ほとんどの飲み会ではいつも一緒で、
必ず2次会3次会も一緒でした。
下記は当時小生が書いたブログの抜粋です。
『6時40分、高尾駅通過。高尾駅前交差点でイチョウ並木はここで終わります。
 追分の交差点から4.2Kmの間に、768本植えられているそうです。
 更に進むと、設計部時代、SU室長とよく来たカラオケスナックが
 インド料理屋さんに変っていました。 寂しい~!
 おらは大月行の終電まで、SU室長は更にそれから2時過ぎまでいたそうな。
 いつも締め出されていたそうな。
 歩きながら、思い出し笑いをしてしまいました。』

気の合う仲間の飲み会(含SF様)や2人での飲み会は今でも続いており、
たぶん小生の今までの飲み会でいっしょだった回数は一番多いのがSUさんです。
もちろん、これからも一生続くと思いますので、記録はさらに更新されていきます。

さてSUさんの素晴らしいところは、いっぱいありますが、ここでは3つ紹介します。
これは、当時に思っていたことに、更に今思い出すとこうだったという印象です。

1番目は、超努力家です。
自分で決めた事、自分が納得し会社で決められたことについては、
どんな困難があっても最後までやり通します。
大河内賞の対象になった製品の設計では、連日連夜の午前様対応が数ヵ月
続きました。それでも最後まで弱音は吐きませんでしたね。
そんなSUさんだからこそ、部下達も強制的な指示をしなくても最後まで
ついてきたのだと思います。
また、他の課題で連日連夜御前様の中で、タイへ出張が決まりました。
さすがの出発前夜は「頼むから今日中に帰ってくれ。」と言って小生は
先帰ったのですが、次の日の朝心配で携帯に電話をしてみました。
出発の空港にはいたのですが、会社で徹夜して家でシャワーを浴びて
寝ないで来たとのことでした。これまた凄いのは、タイではしっかり仕事をし、
夜もしっかり熟してきたことです。
晩年は設計部から異動しましたが、今まで経験したことのない難しい課題でも
いつの間にか第一人者になって今も頑張っております。
今年の3月でいよいよ引退になりますが、先ずは今までの努力による
蓄積された疲れを充分癒してから、超趣味のゴルフに生きてほしいです。

2番目は、先程も紹介しましたが性格があたたかく親切で誠実です。
部下の面倒見が良く、今まで所属してきた複数の部署で知り合った部下達とは、
今でも飲み会やゴルフや山登りをしていると聞いています。
また、上司に対しては特にゴマをすったりすることなく、正直に誠実に真っすぐ
対応し、アウトプットがこれまた素晴らしいので、たいへん受けが良いです。
開発機能の副社長のお供で多くの要人とお会いしています。
もちろん同僚の小生も、仕事面、プライべート面、お酒面、その他多々で
長い間ほんと助けていただきました。

3番目は、容姿および性格がとてもかっこ良い二枚目です。
着ているものもセンスが良くて、スーツでもカジュアルでも作業着でも
ビシッときまっています。
反面、いつも武勇伝で笑わせてくれる三枚目です。
それも、半端ねえ位凄い時があり、笑うを飛び越えて超心配することがあります。
小生の知り合いの他社担当殿(SF様)と懇親会をやる事になり、
上野のガード下で飲んだ時、SUさんは一人電気ブランをストレートで飲み続け、
腰を抜かしてしまいました。
他社担当殿(SF様)は、SUさんのことを第一印象から”ダンディーSU”と
名付けました。
その”ダンディーSU”が電気ブランを飲み過ぎて丸椅子から転げ落ちている豹変を
目の当たりにした他社担当殿(SF様)は口をぽかんとして声が出なくなりました。
そのお二人を見ていた小生だけが大笑いしていましたとさ。
まだまだ、武勇伝は数十件ありますが、その内暴露本を書こうと思います(大笑)。

最後になりますが、小生の会社時代は、SUさんお陰で、ほんと充実した楽しい
ものとなりました。
感謝、感謝です。

もちろんこれからも、お付き合いを通して充実した楽しいものになると思います。

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