小生、過去、ほんといろいろな失敗をしてきました。

失敗の中には、
①次に活かせる(活かせないとダメな)失敗
②自分としてどうしても納得のいかない失敗
③絶対してはいけない失敗(過ち)
などなどいろいろあると思うんです。

今回は②自分としてどうしても納得のいかない失敗
というか、それが失敗なのか、何が失敗なのかです。

今は昔、高専4年生の19歳の秋、自宅に「赤い字の手紙」が届きました。

便箋3枚位に赤いボールペンでびっしり文字が書いてありました。

最初、何で赤い字で書いてあるんだろうと思ったのですが、
文面から、これは「絶交」の手紙であることがわかりました。

高専1年~2年で同じクラスで、今は別のクラスのK君からでした。

最初に感じたことは
 ・完全に感情に走っていて冷静を欠いている事
 ・明らかに小生の事を誤解している事
 ・何故、面と向かって言わないのかという事
 ・最後、人間として言ってはいけないことが綴られていた事

正直、その時の小生は、赤い字に大きく動揺しました。
次の日、学校をさぼって羽田飛行場に飛行機を見に行きました。

そして、熟考に熟考した結果、「絶交」を受けることにしました。
その理由は
 ・今までのK君の自己中心的な考えに対する性格の不一致。
 ・今回の人間として言ってはいけないことが綴られていた事。
 ・K君と「絶交」しても、小生のデメリットはない。
 ・もはや、友とは思えない。

その後、高専5年生で卒業するまで、学校でたまに顔を合わせても、
彼の方からコソコソ逃げ出してしまう感じでした。

K君とはその後、顔も合わせていませんし、噂も聞いていません。

小生は、その後今に至るまで、いろいろな失敗をしながら、
明るく楽しく元気良く過ごしています。
が、あの時の赤い字のインパクトが大き過ぎて、今でもそれがトラウマとなって、
小生の小さな胸の奥深い所にグサッと刺さっているのです。

体中の過去の骨折や縫うほどの傷で季節の変わり目に疼くことがありますが、
心の傷も疼くんですね。

これが失敗なのか、何が失敗なのか、今でもわかりません。

でも、2度とだれからも「赤い字の手紙」は貰いたくありません。

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