今から、36年前の昨日(8月12日)18時頃、小生は伊豆半島先端の石廊崎で
太平洋の美しい夕焼けを見ていました。

しばらくすると、ちょっと変なエンジン音のする旅客機が東から飛んできました。
合わせて、後部の動きが変にロールしているような感じです。

その内、右に大きく旋回しだして北の方角へ飛んで行きました。
この辺の航路は全て西に飛んで行くはずなのにと、小生とても
不思議に思ったのです。

何か、虫の知らせみたいな、とても嫌な予感がしました。

急いで、家内の祖父祖母の家に帰り、テレビを見るとニュース速報で
「日本航空123便 行方不明」
と画面に表示されていました。

しばらくたって、次のニュース速報で
「日本航空123便 群馬県山中に墜落」
と画面に表示されました。

日本航空(ボーイング747SR-100型機)123便は、1985年(昭和60年)
8月12日(月曜日)、群馬県多野郡上野村の山中ヘ墜落してしまったのです。

123便は東京国際空港(羽田空港)発大阪国際空港(伊丹空港)行きの
定期旅客便で、伊豆半島南部の東岸上空に差し掛かる頃、
機体後部の圧力隔壁が破損、垂直尾翼と補助動力装置が脱落し、
油圧操縦システムを全喪失、操縦不能に陥り迷走飛行の末、
18時56分30秒群馬県多野郡上野村の高天原山の尾根
(標高1,565メートル、通称御巣鷹の尾根)に墜落してしまいました。

乗客乗員524人のうち死亡者数は520人、生存者は4人でありました。

機長、副機長、機関士は、操縦不能状態の中、ありとあらゆる救済トライを
実施したそうです。

また、123便を何とか誘導着陸させるために、航空管制、日本航空、航空自衛隊、
アメリカ空軍が、この30分の間に、交信、レーダー誘導、ファントム戦闘機緊急発進に
より決死のトライをしたそうです。

とても残念です。

今でもあの日、石廊崎で見た日本航空123便の姿が思い出されます。

乗客の中に、歌手の坂本九さんがいらっしゃいました。

♪上を向いて歩こう
 涙がこぼれないように
 思い出す 春の日
 一人ぽっちの夜

 上を向いて歩こう
 にじんだ星を数えて
 思い出す夏の日
 一人ぽっちの夜

 幸せは雲の上に
 幸せは空の上に♪

亡くなられた520名の方のご冥福を心からお祈り申し上げます。合掌。

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