昨日、7月6日、小生は一つの大きな挑戦に臨みました 。

それは、大月が誇る美しい里山を拠点に活動されている「NPO法人おおつきエコビレッジ(通称:エコの里)」の理事長様と専務理事の方へのプレゼンテーションです 。

これは、小生が推進する「愛(AI)の街大月」プロジェクトの一環であり 、AI(人工知能)の力で大月を活性化させ、文字通り愛に満ちた街を創りたいという想いを具現化するための、重要な一歩でした 。

ここで音声でエコの里を紹介します。

20時間の準備と徹底分析で見えたもの

今回のプレゼンテーションには、準備段階で20時間以上を費やしました。なぜなら、単なる技術紹介に終わらせたくなかったからです。相手は、20年にわたり荒れ地を開墾し、千本桜プロジェクトや貸し農園の整備などを通じて、農林水産大臣賞を受賞するほどの素晴らしい場所に育て上げてこられた方々です 。さらに、お会いした専務理事様はIT企業の社長でもあられると伺い、生半可な知識では通用しないと、気を引き締めました。

小生はまず、エコの里の「過去」と「現在」を徹底的に調査することから始めました 。その歴史、理念、そして現在提供されている多彩な農業・森林体験プログラムや、都市と農村の交流拠点としての役割、「里山×SDGs」のモデルとして全国から注目されている現状などを、AIツールも活用しながら深く分析しました 。同時に、農業分野における国内外のAI活用事例を広く収集・分析し、エコの里の未来に貢献できる具体的な提案を練り上げました。

小生がこれほどまでに情熱を注ぐのには理由があります。それは、大月の活性化のため、そしてエコの里のさらなる発展と皆様の幸せのために、自身の持つ技術を役立てたいという純粋な願いがあるからです 。

提案の核心:「最強の栽培規準」と「大月ブランド」の創出
プレゼンテーションでは、エコの里の「過去・現在・未来」という時間軸に沿って、AI活用の具体的なご提案をさせていただきました 。

短期的な提案としては、職員の皆様がAIを自分の道具として使いこなせるようになるための「AI講座」の実施 、スマートフォンで撮影した野菜の写真から品質を診断し、改善点や効果的な情報発信方法をAIが提案する仕組み 、そしてAIを活用した魅力的なPR資料の作成 など、すぐにでも始められる実践的な内容を盛り込みました。

しかし、小生の提案の真骨頂は、中長期的な未来を見据えた壮大な構想にあります。

一つは、「無料衛星データの活用」です 。今や私たちは、SentinelやLandsatといった衛星から発信される膨大なデータを無料で利用できます 。このデータをAIで解析することで、天候に左右されずに作物の生育状況を把握し、病害虫の早期発見や高精度な収穫予測が可能になります 。これは、勘と経験に頼りがちだった農業を、データに基づいた「スマート農業」へと進化させる大きな一歩です。

そしてもう一つ、小生が最も力を込めてお伝えしたのが、「ビッグデータ × 品質工学 × AI」による「最強の栽培規準」の確立です 。

大月市の農業は、高齢化や後継者不足といった課題を抱えています 。しかし、私たちには昼夜の寒暖差という大きな「宝物」があります 。この宝物を科学の力で最大限に引き出すのです。具体的には、日々の気象データや土壌の状態、生育記録などの「ビッグデータ」を収集し 、天候などの変動要因に左右されない安定した品質を生み出す「品質工学(タグチメソッド)」という科学的なアプローチを用います 。そして、それらの複雑な要因を「AI」で解析し、誰がやっても最高の作物が作れる「最強の栽培規準」を科学的に導き出すのです 。これが実現すれば、新規就農者でも高品質な作物を作ることが可能になり、耕作放棄地の再生にも繋がります。そして何より、科学的に裏付けされた「大月ブランド」を確立し、地域全体の農業を強く、持続可能なものに変えていけると確信しています 。

ディスカッションで得た「地に足のついた」視点
プレゼン後のディスカッションでは、エコの里が直面している人手不足や資金面といった、より具体的で厳しい現状についてお話を伺うことができました。小生の提案が、いかに理想的であっても、現場の課題と乖離していては意味がありません。この対話を通じて、机上の空論ではない、地に足がついた現状に対してAIをどう活用していくべきか、その解像度を格段に上げることができました。まさに、現場の生の声こそが、技術を真に役立つものへと昇華させるのだと痛感した瞬間でした。

その後、施設の案内を受けながら外に出ると、目の前には雄大な里山の景色が広がっていました。手入れの行き届いた畑、青々と茂る木々、そして澄んだ空気。その場に立つだけで、心が洗われるような感覚に包まれました。

この時、小生は「体験」と「経験」がいかに大切であるかを、改めて知ることができました。

どれだけAIでデータを分析しても、この場に立って肌で感じた感動や、長年この地を守り続けてきた方々の想いを完全に理解することはできません。

デジタル技術であるAIの活用を推進する一方で、こうした人間的な、アナログな体験の価値が決して色褪せることはない。むしろ、この両輪があってこそ、真に豊かで「愛」のある街づくりができるのだと、視野が大きく開けた気がします。

未来へ繋がる大きな成果
今回のプレゼンテーションの成果は、小生の想像をはるかに超える素晴らしいものでした。

何よりも、エコの里の理事長様、専務理事様と深くお話し、知り合いになれたことが最大の財産です。そして、その場で新しいプロジェクトに共同で参加させていただくこと、エコの里が抱える問題点に対して今後も継続的に協力していくことをお約束いただけたのです。

これは、小生からの一方的な提案の場ではなく、エコの里と小生が、大月の未来を共に創っていく「共創」のキックオフの場となりました。

「まず始める!」 。

「皆がAIに関心を持ち、自分の仕事で使ってみる」 。小生のプロジェクトのスローガンですが、まさにその一歩を、エコの里の皆様と共に踏み出せたと感じています。

しかし、忘れてはならないのは、技術はあくまで手段であり、「最後は人。人の『愛』が満ちた街にしたい」 という究極の目標です。

大月の雄大な自然と、そこに生きる人々の温かさに触れ、小生の「愛(AI)の街大月」への想いは、より一層強く、確かなものになりました。

この感動と感謝を胸に、これからも前進を続けてまいります。

P.S その第一歩として、7月18日(金)大月濱野屋でエコの里専務理事、議員の理事の方と令和ビッグムーンプロジェクトのメンバーで会食が持たれます。一応、3時間飲み放題コースを予約致しました。

 

ブロトピ:人生応援ブログ 毎日ブログを更新しています

ブロトピ:ブログ更新しました

 

◆お願い (お手数お掛けします)                                               ブログを読まれた方は下記2つのボタンを順番にクリックをお願いします。                      クリックしてアクセスするだけで点数が入り(投票され)順位が上がります。                       アクセス後は何もせず、本ブログに戻ってきてください。

にほんブログ村 その他生活ブログ 人生相談へ
にほんブログ村


セルフコントロールランキング