いやあ、皆さんが知らないうちに、いつも使っているGoogle検索がすごいことになっているんですよ。
その名も「AIによる概要」。検索すると、AIがいい感じに答えをまとめてくれる、アレです。
これ、すごく便利なんですけど、小生のようなウェブサイトを運営している人間にとっては、ちょっと笑えない状況かもしれません。
「うちのサイト、もう誰も見てくれないんじゃ…」なんて声も聞こえてきそうです。
今日のお話では、この大変な状況をどう乗り越えるか、小生なりに考えてみたことを少しお話しさせてくださいね。
「トラフィック黙示録」って、ちょっと大げさじゃないかって?
「AIによる概要」の仕組みは、とてもシンプルなんです。小生たちが何かを検索すると、AIがいろんなサイトから情報を集めてきて、最適な答えを一つに作ってくれる。だから、もうあちこちのサイトをクリックして回らなくても、すぐに答えが分かっちゃうわけです。
データを見てみると、これがまた深刻でしてね…。ある調査では、AIの答えが表示されるとサイトへのクリックが半分に減って、4人に1人はAIの答えだけで満足して帰ってしまう、なんて言われているんですよ。
特に、ニュースサイトや「〇〇とは?」みたいな情報をまとめているブログは、アクセスが7割以上も減るなど、本当に大変なことになっています。
でも、面白いことに、全部のサイトがダメになったわけじゃないんです。ECサイトみたいに、逆にアクセスが増えているところもある。つまり、トラフィックが「なくなる」んじゃなくて、一部の「AIに選ばれたサイト」にどんどん集まっている。そんな「大再分配時代」が始まった、ということなんですね。
これからの生き残り戦略、「AEO」の話をしましょう
「じゃあ、どうすればいいんだ?」って話ですよね。そこで小生が注目しているのが「AEO(AIエンジン最適化)」っていう考え方です。
これまでのSEOとは、目指すゴールが全く違います。検索結果のリストで1位になるんじゃなくて、AIが作る答えそのものに「このサイトに書いてありましたよ」って引用してもらうことを目指すんですよ。AIにとっての、信頼できる情報源になる、ということです。
大事なポイントは3つほどあります。
ひとつは、AIに分かりやすく書いてあげること。
AIも機械ですからね。箇条書きやQ&Aみたいに、きちんと整理された文章が好きなんです。「質問はこれ、答えはこれ」とはっきりさせてあげることが大事ですね。
次に、あなたにしか書けないことを書くこと。
どこにでもあるような情報のまとめは、AIの方が得意ですから。小生たちがやるべきは、独自のデータや、専門家としての体験談、深い分析など、AIには真似できないオリジナルの価値を提供することです。
そして最後に、とことん信頼性を示すこと。
AIだって、変な情報は引用したくないんです。「この記事は、こういう専門家である小生が、こういう経験を基に書いています」とはっきり示す。誰が書いたか、なぜ信頼できるのかをちゃんと伝えることが、ものすごく重要になってきます。
これからのウェブサイトは「図書館」になる?
この流れって、結局、ウェブサイトの役割自体が変わっていくということなんだと、小生は思うんです。
これからは、人が遊びに来る「お店」みたいな場所というより、AIがいつでも正しい情報を引き出しに来る「図書館」や「資料室」…そう、「信頼できるデータソース」になっていくんじゃないでしょうか。
結論として。これはピンチじゃなくて、チャンスですよ
さて、最初の質問に戻りましょうか。「ウェブサイトの時代は終わったのか?」。
小生の答えは、半分イエスで、半分ノー、ですね。
昔ながらのやり方で作られたウェブサイトの時代は、まあ、終わりつつあるのでしょう。でもそれは、信頼される「データ資産」としてのウェブサイトの、新しい時代の始まりでもあるんですよ。
これはピンチなんかじゃなくて、むしろ大きなチャンスだと思いませんか? 今からこの変化に合わせて準備を始めた人が、次の時代の勝者になる。小生は、そう信じていますよ。
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