数回前のブログその1で「バリュープロポーションキャンバス」の概要について紹介させていただきました。

今般、それを使って、約4時間かけてほとんど手作りで、折乃笠版を作成しました。

結果は? ん~ん マンダム!

なかなかわかりやすくて良いんでないすか?

パワーポイント2枚になっていますが、まだプレゼンで使用していないため、今回はその内容を文章で紹介します。

何らかの参考にしてください。

それでは、レッツゴー!

前回はマーケティングの要諦とも言える「バリュープロポジション」の基本的な概念についてお話ししました。

今回は「その2」として、そのバリュープロポジションを具体的に導き出し、磨き上げるための強力な思考のフレームワーク、「バリュープロポジションキャンバス」について、小生の具体的な取り組みを交えながら深掘りしてまいります。

バリュープロポジションの定義を再確認する
まず、おさらいですが、「バリュープロポジション」とは何でしょうか。 上記に示している通り、これは「企業が顧客に提供する価値を表したもの」です 。

小生が特に重視している才流の定義によれば、「自社が提供できて、競合他社が提供できない、顧客が求める独自の価値」 とされています。

この定義が示すベン図(3つの円が重なる図)

顧客が望んでいる価値

自社(折笠)が提供できる価値

競合他社が提供できる価値

この3つのうち、「1. 顧客が望んでいる」かつ「2. 自社が提供できる」が重なる部分から、「3. 競合も提供できる」部分を除いた領域。これこそが、私たちが目指すべき「独自の価値」、すなわちバリュープロポジションです 。

市場が成熟し、モノやサービスが溢れる現代において、顧客から選ばれ続けるためには、この「あなたでなければならない理由」を明確に示すことが不可欠なのです。

「バリュープロポジションキャンバス」で顧客を徹底的に知る
では、どうすればその「独自の価値」を見つけ出せるのでしょうか。そこで登場するのが「バリュープロポジションキャンバス」です。

このキャンバスは、大きく「顧客セグメント(顧客の理解)」と「価値提案(自社が提供するもの)」の2つの側面から構成されます。

今回は、小生が「生成AIの活用支援」 をテーマに顧客のニーズを分析した際のスライド を例に、キャンバスの「顧客セグメント」側を見ていきましょう。

顧客を理解するために、小生はまず以下の3つの要素を徹底的に洗い出しました。

  1. 顧客が「解決したい課題」 (Customer Jobs) 顧客が本質的に成し遂げたいことは何か?という視点です。

「そもそもAIを理解したい」

「絵空事ではなく、実務で活用したい」

「基礎から定型的に学びたい」

「どうせなら高度な技術まで得たい」

  1. 顧客の「悩み」 (Pains) その課題を解決しようとする際に、障害となっていること、不満に思っていることです。

「専門用語が難しくてついていけない」

「世にある情報は抽象的で、実践例が不足している」

「情報が多すぎて、何から始めればよいかわからない」

「導入には膨大な費用と時間が掛かりそうだ」

  1. 顧客が望む「メリット」 (Gains) 顧客が(期待していなかったとしても)得られたら嬉しい結果や便益です。

「研修後、実践的なスキルが身についている」

「学んだことをすぐに使えるようになる」

「結果として、仕事の効率が格段にあがる」

「他社をリードする技術を獲得できる」

顧客のニーズに応える「価値提案」を設計する
顧客の姿が明確になったら、次はそのニーズに応える「価値提案」を設計します。これも3つの要素で考えます。

  1. 悩みを取り除くもの (Pain Relievers) 顧客の「悩み」 を直接的に解消する具体策です 。

(悩み:難しい・実践例不足 )→「実例を使った実践的学習」 を中心に据える。

(悩み:何から )→「段階的なカリキュラム設計」 で迷わせない。

(悩み:時間が掛かる )→「即座に業務適用可能な知識とスキル伝授」 にフォーカスする。

  1. メリットをもたらすもの (Gain Creators) 顧客が望む「メリット」 を実現、あるいは増幅させる具体策です 。

(メリット:スキル習得 )→「専門用語を優しく解説」 し、「豊富な実践例とハンズオンセッション」 を提供する。

(メリット:すぐに使える )→「基礎から体系的に学べる構成」 で知識を定着させる。

(メリット:効率化・リード )→小生自身が「共に切磋琢磨し汗を流す」 ことで、本質的な活用を支援する。

  1. サービス (Products & Services) 上記を実現するための、具体的な商品・サービス群です 。

「初心者~上級向け生成AI講座」

「実践ワークショップ」

「OJT指導」

「AI活用技術の開発」

このように、顧客のニーズ(課題・悩み・メリット)と、自社の提供価値(サービス・悩み除去・メリット創出)が「カチッ」と噛み合ったとき、強力なバリュープロポジションが生まれるのです。

小生が提供できる「独自の価値」とは
最後に、ではなぜ小生がこれらの価値を提供できるのか、その「競合他社が提供できない」源泉について触れます 。

小生が考える「〇〇〇様(顧客)ならではの一番適したAIの活用方法を見出す」 というゴール に対し、小生が提供できる価値 は、以下の3つの経験の「融合」にあります。

大型トラック開発の広範な実務経験:マーケティング、企画、設計、実験、品質保証、サービス、果てはダカールラリーまで 、製品ライフサイクルの全てを知る「現場感覚」。

エッセイストとしての文章力:複雑な事象を、わかりやすく、伝わる言葉で表現する技術 。

最新の生成AI技術:日々進化する技術への深い理解と実践スキル 。

これらを融合させ、「机上の空論ではない、現場の実務に根差した実践的な提案」 を行うこと。これこそが、小生が定義するバリュープロポジションです。

AIの専門用語を優しく解説し 、豊富な実践例 を提供できるのは、まさにこれらの経験の掛け算に他なりません。小生の全ての経験とノウハウを結集し 、皆様と共に汗を流す ことで、AI活用のスタート からゴール まで伴走いたします。

バリュープロポジションキャンバスは、顧客と真摯に向き合い、自社の強みを再発見するための羅針盤です。皆様もぜひ、ご自身のビジネスに当てはめて考えてみてはいかがでしょうか。

 

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