現在、動画制作とその活用に積極的に取り組んでいます。
今回は、Xに書いた一つの投稿を、1分間の動画にするトライを実施しました。
作成したのは3本。同じ内容でも、実写風の映像で伝える方法、ナレーションや音楽を工夫する方法、図解とアニメーションで説明する方法では、見せ方が変わります。
完成した3本は、いずれも60秒、スマートフォンで見やすい縦型動画です。
折乃笠は今回の試行を通じ、動画づくりの新しいスキルを得ることができました。
題材は、製造現場でのAI導入
動画のもとにしたのは、「中小製造業の本格AI導入、丸3ヶ月」というXの投稿です。
電子精密機械の検査データの自動チェックに取り組み、今後の全社展開を見据えて、次の3方式を比較検証しているという内容です。
・CodexとPythonによるプログラム作成・アプリ化
・GeminiとPythonによるプログラム作成・アプリ化
・CodexとGASによる作成・実行
将来のGoogle Workspace展開も考え、あえて複数の道を試しています。まだ比較検証の途中であり、検査の完全自動化や全社展開が完成したという報告ではありません。
この「現場で試行錯誤する姿」を、文章だけでなく、映像と声で届けてみようという挑戦です。
① 生成AIを組み合わせた、実写風の動画
最初は、Runway経由で有料の生成AIを組み合わせる方法です。
・Seedance:動画生成
・OpenAI:画像生成
・ElevenLabs:音声生成
作り方の骨格は、投稿の内容を1分の構成に整理し、場面に合わせた画像や動画、ナレーションを用意して、テロップとともに一本へまとめるというものです。
映像では、紺色と青緑を基調に、実写風の工場イメージと文字を組み合わせています。ただし、AIが生成したイメージ映像であり、実際の工場や検査結果を撮影した記録ではありません。
今回の制作費として記録した金額は、約3,266円です。
この方法は、企業の活動紹介や取り組みのPRなど、映像の雰囲気も含めて伝えたい用途に応用できそうです。その分、作り直しを重ねる場合には、生成にかかる費用も意識する必要があります。
② ナレーションと音楽を整えた改良版
次は、①を土台に、ナレーションを改善し、音楽を加えたバージョンです。今回の改良時の費用として記録した金額は、約28円でした。
ここは比較の際に注意したいところです。約28円は、動画を最初から全部作る費用として示したものではありません。最初の制作と、その後の改良では、費用の範囲が異なります。
作り方は、既存の映像を生かしながら、説明の声やBGMを整え、映像・字幕とのタイミングを合わせて書き出す方法です。添付した①と②では、同じ時刻に表示される場面にも違いがあります。
新しく映像を作るだけでなく、既にある動画を磨くことも、動画制作の大切な技術です。説明文を直したいとき、別の相手向けに伝え方を変えたいときなどにも応用を考えられます。
③ 図解とプログラムを中心にした動画
3本目は、実写風の映像とは異なり、明るい背景に工場やパソコンの図版、比較カード、大きな字幕を配置した説明型の動画です。
制作方法の整理は、次のとおりです。
・図版・アニメーション・BGM:PythonとPillow・NumPyを使ったプログラム制作
・ナレーション:完成動画のクレジットには「Gemini TTS/Despina」と表記
・編集・MP4書き出し:FFmpeg
音声については、当初の説明にあったWindows標準音声「Microsoft Ayumi」と、完成動画の表記が一致していません。そのため、今回掲載する動画は、動画内のクレジットに沿って紹介します。なお、DespinaはGoogle公式にも掲載されている音声名です。Google公式の音声生成資料
Pythonは処理を組み立てるための言語です。Pillowは画像処理、NumPyは数値計算を支えます。これらを使って図形を描いたり、位置を変えて動きを作ったり、音の波形を扱ったりします。NumPy自体が「AI作曲サービス」というわけではありません。最後にFFmpegで映像と音声をまとめます。Pillow公式・NumPy公式・FFmpeg公式
この方式は、手順の説明、研修教材、仕組みの図解、比較紹介などへの応用を考えています。
ただし、「完全無料」という表現は改めます。追加の音声生成費などの確定額は未確認であり、パソコン代、利用中の契約料、制作や修正の時間までゼロになるわけではありません。ここでは「プログラム中心で、費用を抑えることを狙った図解版」と紹介するのが適切です。
今回分かった、作り方を選ぶ面白さ
実写風のイメージで印象を伝える。既存動画の声と音楽を整える。図解を動かして内容を説明する。
同じ1分でも、伝え方にはいくつもの選択肢があります。費用の高い・安いだけで決めず、「誰に、何を、どのように伝えたいか」から選ぶことが大切だと感じます。
なお、今回の金額はこの試作についての記録で、一般的な販売価格や、次回も同額で作れるという保証ではありません。販売・収益化に使う際には、映像、画像、音声、音楽それぞれの利用条件も確認します。
折乃笠コメント
今回の挑戦で、折乃笠は、Xの投稿を動画という別の形で伝える手応えを得ました。
文章を短く整理し、場面を考え、声を付け、音楽や字幕を合わせる。一つの投稿からでも、学べることはたくさんあります。
製造現場のAI導入も、動画制作も、試してみることで次の課題が見えてきます。その過程で、折乃笠自身のスキルも少しずつ増えていきます。
これからも、目的に合う方法を選びながら、仕事や地域の活動を分かりやすく伝える動画づくりに取り組んでいきたいと思います。
皆様は、3つの動画のうち、どの伝え方が一番分かりやすいと感じられたでしょうか?
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Xの投稿を動画という形で伝えることは面白い発想だと思います。しかも、60秒で簡潔にまとまっており、ナレーションが流れるので、見る側も分かり易く受け取ることができると思います。
小生は3本目の図解とプログラムを使った動画が、万人受けするんじゃないですかね~!