１１月２６日（日）大月市民会館大ホールにて男性合唱団「桂川グリーカジカ」
の１８周年記念演奏会が大々的に行われました。
そこにはゲストとして、ウクライナの歌姫オクサーナ・ステパニュックさんが
出演し、感動的な歌の数々の披露がありました。
１３時開場、小生写真とビデオを撮るためにとにかく前へ前へ、一番前の中央の
かぶりつき席をキープできました。
先ず、桂川グリーカジカ代表様の御挨拶です。
『本日は「桂川グリーカジカ」18周年記念コンサートにお越しいただきまして誠に
ありがとうございます。
発足から５年、10年と節目の年にコンサート開催をしてまいりましたが、コロナ騒動に
より延期を余儀なくされ、３年後の本日ようやく開催出来ることとなりました。
皆、後期高齢者となってしまい、気力、体力、記憶力を振り絞りながら、
また「今回が最後の演奏会になるかもしれない」と通院、地域、家の仕事の合間
を縫って昨年秋から練習に励みました
テーマを「シャンテ（歌おう）懐かしのメロディー声高らかに」とし、最近歌われなくなった
日本の名曲の数々をお届け致します。
開催にあたりまして、地域の皆様や家族の暖かい理解があってのことと団員一同
深く感謝申し上げます。
今後も皆様方の変わらぬご支援ご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、挨拶といたします。』
聞くところによると団員２０名の平均年齢は８０．５歳、全員後期高齢者７５歳以上、
最高年齢者は８９歳とのことでした。
そのような方々が何と２０曲近く歌い、１３時３０分開演で終わったのが１６時という
長丁場でした。
最後、舞台から数段の階段を降りる所で、数人の方が転びそうになったのを見て、
如何にたいへんだったことかと考えたら、涙が出そうになってしまいました。
合唱はどれも素晴らしく、特に日本の童謡は味のあり深みのある感動的なものでした。
ここで、桂川グリーカジカのあゆみと活動を紹介します。
『2006年１月杉田孟、森光昭、佐藤仁氏らが中心となり結成、「桂川グリーカジカ」と命名
大月市文化祭市民音楽祭に出演～今日まで毎年参加
2007年山梨県シニアコーラス大会出演 ～毎年参加
2008年12月13日 コンサート「男声コーラス桂川グリーカジカ」～中村眞由美先生とともに～
2009年郡内おかあさんコーラス大会出演、～2014年（迄）
2012年９月30日 ６周年記念演奏会、ゲスト オクサーナ・ステパニュック
2016年７月３日 10周年記念演奏会、ゲスト 小野恵子 小石晋 他
この他の活動
○大月市制祭式典時 ○市制祭駅前アトラクション ○大月市福祉大会
○都留高校大月支部同窓会総会Ｏ島田中学校 ○第７・８回南部合唱の集い招待演奏
○大月シルバーコーラス「銀の鈴」に賛助出演
〇NHK教育テレビハートネットTvrめざせ！いきいき長寿」出演
○第１回大月駅前イルミネーション点灯式
○大月市内、都留市内の介護施設、大月市内支援学校で．複数回ボランティア演奏
○杉良太郎講演会 ○身代わり地蔵菩薩年次大祭』
いつまでもお元気で、素晴らしい歌声を聴かせていただきたいと思います。
第二ステージではゲストのOksana Stepanyuk (コロラトゥーラ・ソプラノ） が登場した時は、
輝くばかりの妖艶な美しさに度肝を抜かれました。
いろいろな意味で、かぶりつき席で本当に良かったと思いました。
それではプロフィールです。
『ウクライナ・チャイコフスキー音楽院で声楽と民族楽器バンドゥーラを学び、首席で卒業。
2002年ローマ法王ヨハネ・パウロ２世に招かれ御前演奏。
ウクライナをはじめ、ロシア・ヨーロッパの多数のコンクールで優勝、各国で演奏会を行う。
2003年初来日。2005年以来日本各地での演奏会活動が本格的になる。
数多くのソロコンサートを開き、多くのオペラに出演。現在藤原歌劇団正団員。
日本オペラ協会コンクール審査員。テレビ･ラジオにも出演。
また2012年から福島、その後東アジア各国、母国ウクライナ等で多くのチャリティー
コンサートを開催。
桂川グリーカジカのゲスト出演は2012年６周年記念演奏会に続いて２回目。
大月では他に花咲本陣コンサート。
昨年７月の大月で開催されたウクライナ支援コンサートに出演。
2011年にはウクライナでは最高の賞、芸術功労賞を授与されている。』
その歌声はとても美しく、特に高音の高さは今まで聞いたことがないくらいの
凄さがあります。
感情豊かに、体全体で曲を表現していく姿はまさしく女神さまの様でした。
そして、第三ステージでは全員で合唱する歌がこれまた素敵。
何か、生きる喜びを与えていただいたような気がします。
ほんと素晴らしいコンサートをありがとうございました。
その後、打ち上げ会は濱野屋で行われたそうですが、最後に全員で
「上を向いて歩こう」を合唱したそうです。
その時、オクサーナさんは大粒の涙を流したそうです。
それは、桂川グリーカジカや来てくれたお客様への感謝の気持ちと
戦闘状態にある祖国ウクライナの家族の事を思い出したのではないでしょうか。
Ｐ．Ｓ．その頃小生は、濱野屋近くの居酒屋でひれ酒でご機嫌気分でした。
その次の日の市長にプレゼンテーションはろれつも廻っていい感じでした。
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