”人間らしく生きる”ために、先ず自身に必要なことは、自身の”心””体””頭”を
鍛えることと”人”を知ることだと思っています。
”人”を知ることは、本当に素晴らしいことだと思います。
今回は、世界各地を飛び回り、大自然が一瞬のうちに見せる”原初の風景”を
命懸けで撮影し続けてきた写真家の白川義員氏、八十六歳を紹介します。
今年春には集大成となる写真展「永遠の日本」と「天地創造」が開催され、
大きな話題となりました。”地球再発見による人間性回復へ”をテーマに掲げ、
写真を通して人間のあるべき姿を追求してきた方です。
小生、白川義員氏はまったく存じ上げていなかったのですが、
今般、人間学を学ぶ月刊誌「致知」2021年10月号の記事で
知ったのですが、正直、感動した、感激した、いやびっくりしたのです。
こんな凄い哲学者、こんな凄い宗教家のような写真家がいたなんて・・・
なんて凄い発想なのか、なんて凄い行動力なのか・・・
先ず、記事を紹介します。
『そもそも私の写真家としての基本にあるのは、「人間が人間になったのはなぜか」
という問題なんです。
要は、人類の祖先である猿人がこの地球の大自然の姿、感動的な原風景を見て、
畏敬の念、宗教心を持った。
そこから、人間は人間になったのだと私は考えているんですね。
だから、写真を通して人間が人間になった原初の感動的な風景を人々に感動的に伝え、
そのことを証明したいという思いでこれまで頑張ってきたんですよ。
拙い仕事でしたけれど、もう一所懸命、まさに命懸けでやってきましたから。』
その一つに夜明けの日の出で真っ赤に染まったマッターホルンに仰天したそうです。
浄土の世界を垣間見ているようだと。
あまりにも感動してカメラのシャッターを切るのを忘れたそうです。
その後、6年間アルプスに滞在したそうですが、二度と同じ風景は見られなかったそうです。
“原初の風景”は、まさしく神様のプレセントなのかもしれませんね。
次の記事です。
『ヒマラヤの風景に接して、人間の力を遥かに超えた巨大な存在を大自然の中に感じましてね。三百万年前の昔、我われの祖先である猿人が人間になったのはこの原初の風景を見たからだ、そうとしか信じられなくなったんです。
彼らは地球上の自然とその背後にある宇宙の偉大な精神の存在を信じ、それに対して畏敬の念を持ち、宗教心を抱いたからこそ、精神革命を起こして人間になった、地球上の無数の動物と人間とを分ける唯一の違いはここにあるんだと。つまり、私の中で人間を人間にした「神」と自然の風景とが結びついたわけです。原初の大自然の風景こそ人間を人間にした神であったということですね。』
”原初の風景”が、猿人の精神革命を起こし、人間にした。
目をつぶると、猿人がヒマラヤの山に立ち、沈んでいく真っ赤な夕日を見ている姿を想像できます。
今回のあまりにも壮大なお話のキーワードは、
地球の原初の風景、地球上の自然とその背後にある宇宙の偉大な精神、畏敬の念、
宗教心、精神革命、です。
小生のイメージは、神道+仏教です。 何か途轍もないパワーをもらった感じがします。
今後、この素晴らしいキーワードを小生が今考えている”人間”にどのように盛り込んでいくかを
深く考えていきたいと思います。
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まさに神の領域。写真家としての経験に基づくぶれない人生観や世界観は、「哲学」ですね~!
小生も物事を統一的に把握する理念を持って行動できるように、自立型の人間を目指していますが、、、どっかでぶれてしまうんですよね。
ぶれないためには、「バランス感覚」をベースに持って、時に自分の信念を信じて「アンバランス感覚」で突き進むことが必要だと思っています。
それによって、1ステップ上に進むことができます。
神の領域には程遠いですがね~~。(紙様)