今回は、小生の歴史の先生を御紹介します。

中学校、高専の歴史の先生ではなく、お美しい御婦人です。

小生は歴史が大好きで、本を読んだり、現地現物で調査に行ったり、
本を出版「全力で歩き通せ!折乃笠部長徒歩」したりしています。

そんな中、歴史の本を読んで、涙を流してしまったことがあるんです。
(おじさんでも大きく感動すると涙を流すんですね・・・)

その本こそ、「日本の偉人の物語 白駒妃登美著 致知出版社」です。

本の内容の紹介の前に白駒さんを紹介します。

『白駒妃登美 (しらこま ひとみ)
1964年、埼玉県生まれ。福岡市在住。
幼い頃より歴史や伝記の本を読み、登場人物を友だちのように感じながら育った。
福沢諭吉に憧れ、慶應義塾大学に進学。卒業後、日本航空の国際線CAとして7年半勤務。
1992年には、宮澤喜一首相訪欧特別便に乗務。
その後、企業の接遇研修講師、結婚コンサルタントとして活躍。

大病をきっかけに、命と向き合い、歴史上の偉人の生き方を改めて丁寧に紐解くなかで、
かつての日本人が生きていた。
「今を受け入れ、この瞬間に最善を尽くし、天命に運ばれていく」という天命追求型の
生き方にシフトする。生き方を変えたことで、病状が奇跡的に快復。』

「日本の偉人の物語」の中で、特に感動するのが
「惻隠の情~ポーランド孤児を救った日本の伝統精神」です

あらすじは以下となります。
『今からおよそ90年前、シベリアでは15万人以上のポーランド人が、シベリア極寒の地に
 取り残されていた。
 飢餓や疾病、さらには戦いに巻き込まれていくポーランド人たち。幼き子どもは母に
 抱きついたまま凍死していった。
 この悲劇を食い止めようと立ち上がったのが、外務省の要請を受けた日本赤十字社だった。
 彼らは二度にわたる救援活動で、765人の孤児を保護し、日本へ迎えた。
 当時の日本人は、子どもたちをわが子のように温かくもてなした。
 ポーランド孤児たちはその感激を忘れず、日本への友情を持ち続けた。』

さて、ここから白駒さんの本の内容です。

『看護婦をしていた松澤フミさんという若い女性は、腸チフスにかかった子どものそばを、
 片時も離れませんでした。
 当時、腸チフスは、掛ったら最後、十中八九、死に至るといわれていました。
 「この子は、もう助からない。それなら、せめて私の胸の中で死なせてあげたい。」
 と、フミさんはいっていたそうです。
 彼女の献身的な看護を受け、その子は奇跡的に回復しました。
 でも……。
 松澤フミさんは、このときの看病がもとで、腸チフスに感染し、亡くなったのです。』

フミさんの優しさは神様の様です。
フミさんの死をその子はどう受け止めたのでしょうか?

『天皇・皇后のポーランドご訪問に際し、ある老婦人が、両陛下に謁見しました。
 アントニーナ・リロさん、八十五歳。
 彼女は、1999(平成2)年にポーランドの舞踊合唱団が来日した際に、
 こんなメッセージを託したことでも知られています。
 「20世紀の初め、私たちポーランド人狐児は日本のみなさんに救われました。
 シベリアの劣悪な環境から救い出し、日本を経て祖国に送り届けてくれました。
 私たちは親切にしていただいたことを決して忘れません。
 このたびの合唱団は、私たちの感謝に満ちた思いを、みなさんに届けてくれるでしょう。
 日本のみなさん、ありがとう。」
 アントニーナさんがシベリアから救出されたのは、わずか3歳のときでした。
 子どもたちのもとに慰問に訪れた大正天皇のお后である貞明皇后が、最年少たった
 アットニーナさんをひざの上に抱いて、髪をなでながら優しく語りかけ、励ましてくれた
 のだそうです。』

3歳のアントニーナが貞明皇后に抱かれてやさしくされている光景を想うと
それだけで涙が出てきてしまいますね。
なんて、素晴らしいお話なんでしょう。

ポーランドの夕焼け

そして、白駒さんは最後に言っています。

『特別なこと、大きなことをする必要なんて、ないのです。
 先人たちがしてきたように、大切な人、大好きな人を笑顔にするために、一日一日を、
 心をこめて丁寧に生きる。
 勇気と誇りを持って、この世を天国に変えるための小さな一歩を、踏み出していきましょう。』

まったく、その通りだと思います。

増々、歴史を勉強したくなりました。

そして、もっともっと日本、日本人の素晴らしさを知りたいと思います。

   

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