本日、大月短大の地域実習に、竹灯篭製作の先生役として参加させていただきました。学生の皆さんと共に汗を流し、久々に野外で過ごす時間は大変心地よいものでした。
実習地は、大月市賑岡町浅利区にある活動拠点「浅利マルチベース」です 。午前10時過ぎに到着後 、まず住民組織である「浅利竹の会」の代表の方から活動内容について説明いただきました 。そして、いよいよ作業の開始です 。
今回の主な作業は、夏のかがり火市民祭りに向けた竹灯篭の準備です 。小生も指導役を務めましたが、学生さんたちは皆とても手際が良く、熱心に作業に没頭していました。真剣な表情で竹に穴を開ける姿に、こちらも良い刺激を受けました。作業と並行して、地域の野菜をたっぷり使ったカレー作りも行われ 、お昼には皆で美味しくいただきました 。青空の下、カレーをいただくのは格別で、学生たちとの会話も弾み、世代を超えた交流が広がる、本当に楽しい時間でした。

今回の実習は、大月短大の「地域実習(応用)観光グループ」という授業の一環だそうです 。シラバスを拝見しますと、この科目は1年次の体験実習を発展させた応用的なもので、学生が主体となって地域活性化をテーマに、協働作業や調査分析を行うことを目的としています 。
その到達目標には、
地域で行われている活動に触れ、地域が抱える問題や活動の意義を説明できること
地域の問題構造を明らかにし、その解決策として具体的なアイデアを提示できること
異なる世代・異なる地域の人と交流し、多様な価値観のなかで主体的なコミュニケーションを発揮できること
が掲げられており、非常に実践的な内容に驚きました。
今回の浅利地区が実習地に選ばれたのも、住民が主体的に活動する「浅利を知る会」や「浅利竹の会」があり、学生たちが学ぶのに最適な環境だからだと伺いました 。実習は今回だけでなく、5月には岩殿山登山 、名勝猿橋や郷土資料館の見学 、6月には鳥沢宿の散策 と、継続的に行われてきたとのこと。一連の流れを通して大月市を深く学ぶ、まさに至れり尽くせりの、深く考えられた教育プログラムだと大変感心いたしました。
単なる座学に留まらず、地域と深く連携し、学生たちの主体性を引き出す素晴らしい授業でした。若いエネルギーに触れることができ、小生にとっても大変刺激的で有意義な一日となりました。このような貴重な機会をいただき、感謝しております。
そして、気分を良くした小生は、夕方の行われる八王子会(ただの飲み会)に元気よく出発しました。
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