この2、3日、雨が降り続きました。

春雨ですね。

小生、ウルトラマンなのでカラった晴れた快晴で日の光を浴びるのが
好きなんですが、カタツムリと同じで雨の日も好きなんです。

それは何故か?

雨の日は家の中での作業がはかどるんですね。
外に出ない諦めがついて、どっしり構えることができるからです。

机に座って作業をしている合間に、ちょっと窓から外を観上げると
山に霞が掛かって雨が降っている。

♪・・・
 雨々ふれふれ もっとふれ
 私のいい人つれて来い
 雨々ふれふれ もっとふれ
 私のいい人つれて来い
             ・・・♪
という心境です(笑)

さて、今回、小生の元上司宮田さんより、風情のある雨についてのお話を
いただきましたので紹介致します。

折乃笠には、到底行きつかない深い教養と感性と品を感じます。

『昨日も雨、今日も雨、ぐずついた天気が続きますね。
 空は明るく雨粒も細かで降っているのがわからないほどです。

 紅の二尺伸びたる薔薇の芽に針やわらかに春雨の降る・・・正岡子規。

 春雨(はるさめ)とは「菜の花が咲く時期に降る梅雨のような雨」のこと
 ですが、3月下旬から4月上旬にかけて雨や曇りが続くのを「菜種梅雨」と
 も呼んでいます。

 降るのは一日、せいぜい数日程度ですが、それにしても鬱陶しいですね。

 中国の詩人、白居易(雅号は楽天)の「長恨歌」の一節に、死んで仙界に昇った
 絶世の美女楊貴妃がまだ地上界にいる玄宗皇帝のことを思って悩み悲しむようすを、
  「玉容(ぎょくよう)寂寞(せきばく)として涙(なみだ)闌干(らんかん)、
   梨花(りか)一枝(いっし)、春雨を帯ぶ
  ・・・宝石のように美しくさみしげな顔に、涙が流れ落ちているようすは、
  一枝の梨の花が、春雨にぬれているようだ」と表現しています。 』

「宝石」「美しく寂しげな顔」「涙」「梨の花」そして「春雨」
雨をこれ程までに表現できる感性が素晴らしいと思いました。

「春雨じゃ、濡れてまいろう」 月形半平太

こんなんもありましたね。

これは、月形半平太さんが、馴染みの芸子と料亭から外に出て見たら、
しっとりとした春雨が夜の風情を醸し出して、ほろ酔い気分には
気持ちよく、思わず呟いた言葉ですって。

く~! 粋だね~!

そんじゃ、おいらも最後に行くでえ~。

「はるさめか、永谷園の麻婆はるさめにしてくれ 月形のはんぺんもよろしく」

一気に品が落ちましたな(大笑)。

お後がよろしいようで・・・。

  

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