この頃、いろいろな職種、立場、役職の方と接する機会が多いです。

会社を退職して、世界が大きく広がったことにより、つくづく思うことがあります。

組織という枠組みを離れ、地域での活動や新たなコミュニティへと一歩を踏み出したことで、小生の目に映る世界は一変しました。

かつて現役時代に見つめていた景色がいかに限定的であったか、そして世の中にはなんと多様で魅力的な人々が、それぞれの熱い想いを持って生きているのかと、日々新鮮な感動を覚えています。

そうした様々な出会いの中で、小生が最近特に深く心に刻んでいる言葉があります。

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」

これは心理学の世界でもよく言われる有名な真理であり、小生も長年、その通りだと納得してきました。

しかし、退職後に多くの人と泥臭く、かつ温かい交わりを重ねる中で、ふと「本当にそれだけだろうか」と考えるようになったんですね。

今の小生は、こう思っています。

「他人だって、愛情と誠意を持って接し続ければ、いつかは変えられます。過去だって、今の自分の考え方や受け止め方を変えれば、その時の想いはいくらでも変えられます」と。

誠意が紡ぐ、他人の心へのアプローチ

小生の日々の具体例を少しお話ししますね。

地域の活性化や新しい技術を皆で学ぶ活動を始める中で、最初は当然ながら「何が始まるんだ」「自分には関係ない」と、冷ややかな目を向けられることも少なくありませんでした。

人間、誰しも未知のものや新しい変化には警戒心を抱くものです。

そこで小生が心掛けたのは、理屈で論破することではありませんでした。

ただひたすらに、相手の立場を尊重し、その声に耳を傾けることです。そして、この街や集まってくれる仲間に対して、嘘偽りのない「誠意」を持って、泥臭く並走し続けることでした。

「どうすればあの人に想いが届くだろうか」と思案します。

一見、頑なに見える人であっても、こちらが諦めずに誠実な関わりを重ねていくと、ある時、ふっと表情が和らぎ、心を開いてくれる瞬間があります。

「そこまで言うなら、ちょっと協力してみようか」と、自ら行動を変えてくれるのです。

人は強制されて変わるものではありません。しかし、こちらの純粋な情熱と誠意が相手の心に共鳴したとき、人は「自ら変わる」ことを選択します。

他人を変えることはできないという諦めの中に留まるのではなく、愛情を持って接し続けること。そこに、人間関係の真の醍醐味があると小生は思っています。

現在が過去を書き換える

もう一つの「過去」についても同様です。

誰の人生にも、思い出すだけで胸が痛む失敗や、あの一歩が足りなかったという後悔、あるいは辛い別れといった「変えられない過去」が存在します。

小生とて例外ではありません。

しかし、その過去にどのような「意味」を与えるかは、現在の自分次第です。

当時は「最悪の出来事」や「挫折」としか思えなかった過去であっても、今、前を向いて懸命に生き、その経験から学びを得て成長した自分がいれば、どうでしょうか。

「あの時の苦労があったからこそ、今の自分がある」
「あの失敗が、人の痛みに寄り添う優しさを教えてくれた」

そう思えた瞬間、過去の事実は変わらなくとも、その過去が持つ意味や、当時の自分に対する「想い」は完全にポジティブなものへと書き換わります。

共に歩む未来に向けて

世界が広がった今だからこそ、自分自身の心持ち一つ、術(すべ)一つ、そして目の前の人への接し方一つで、どこまでも豊かに、暖かく変えていくことができます。

他人との関係に悩み、過去の記憶に囚われそうになることもあります。

しかし、諦める必要はまったくありません。

愛情と誠意を胸に、今日という日を大切に積み重ねてまいりましょう。

一歩一歩、共に頑張りましょうね。

今回も ん~ん マンダム! だな。

 

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