日本エコミュージアム研究会の2024年度全国大会を山梨県都留市で
開催されました。

日本エコミュージアム研究会とは、エコミュージアムの概念と実践を研究し、
普及させることを目的とした全国的な組織です。

エコミュージアムとは、地域全体を「生きた博物館」として捉える考え方で、
地域の自然、文化、産業などの遺産を現地で保存・展示し、地域の発展に
活用する取り組みです。

この研究会の主な活動には以下が含まれます
 1.年次全国大会の開催
 2.情報交換と研究の促進
 3.エコミュージアムに関する書籍の出版

これらの活動を通じて、研究会は地域の特性を活かした持続可能な地域づくりを支援し、
エコミュージアムの理念を日本全国に広めています。

今回の全国大会では、都留市をはじめ、山梨県東部地域を中心とした
エコミュージアムに関する取り組みを紹介し、それらの発表を通して
エコミュージアムの地域博物館としての活動と人間性の回復の試み
などについて参加者とともに考えていく機会を与えています。

今回は4つの事例発表がありました。

①「山梨県内のエコミュージアムの取り組みについて―東部地域を中心にして―」

②「都留まるごと博物館の取り組みについて」

③「浅利を知る会の取り組みについて」

④「ルチャ・リブロと尾県学校の活動からみえるもの―アジールを手づくりする―」

今回その中で③「浅利を知る会の取り組みについて」聴講報告します。

報告したのは大月市役所の職員の方で、御担当は郷土資料館の学芸員、
実力が認められて今年の秋から大月市立短期大学の講師やられて
いる新進気鋭の歴史研究者です。

また、我ら浅利を知る会のアドバイザーであり、たいへん頼りになる方です。

今回の事例発表を聞いて、一言、発表がたいへんうまい、話に抑揚があって
理解しやすい、我々の活動を学術的に解釈してくれていてその内容に
とても感激しました。

一部の資料を拝借します。

ここでは、浅利を知る会と大月市郷土資料館の関りを示していますが、
ここでのポイントは、アドバイザーとして関わりをもって知ったこと(びっくりしたこと)は
・歴史についてかなり踏み込んで研究している
・調査成果の公開(独自のHPを持っている)、文化遺産のマップ化、他団体との交流
など、特に教えられたわけでもないことが実施されていた。
まさしくこれはエコミュージアム活動である。

・楽しみとして行われている活動が評価され、次の目標が生まれ、調査が進んでいくと
いうとても良いサイクルになっている
・エコミュージアムの重要要素である保存機能が強化されている

以上、我々の活動・浅利を知る会やホームページ発信がエコミュージアムという
学術的なメジャーで捉えられ、たいへん良い評価をいただいてとても光栄です。

浅利の知る会の会長や強力推進者の事務局長にも感謝です。

とても良い研究会でした。

 

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