皆さん、こんにちは。

今回は、「世界一過酷なモータースポーツ競技」ダカールラリーの紹介その4です。

本ブログでは、2022年1月のレースが終わるまで、1回/週のペースで
「ダカールラリー」の「生」の情報を皆さんに紹介していきたいと思います。

その目的は、以下を紹介しながら、「人間らしく生きる」を考えていきたいと思っています。
 1.ダカールラリーの素晴らしさ
 2.日野チーム菅原の凄さ
 3.菅原照仁さん、折乃笠が過去何をやってきたか
 4.ダカールラリーの2021年~2022年の最新ニュース
 5.近い将来制作のドキュメント小説『哲人 菅原照仁』のために

今回は、上記1.2.3を通して、折乃笠が経験して想うことを紹介します。

この話で、皆さんが元気になっていただければ幸いです。

当時の資料を見返すと、2009年4月6日、今後のダカールラリー
の運営を決める菅原さんを入れたたいへん大きな会議があり、その直前に
上司から小生の携帯に電話がありました。
一言「ダカールラリーを頼む」でした。
その時、小生、近所のおじいさんのお葬式対応(お葬式は御近所さんが運営)で
年休を取って、地元町内会を駆けずり廻っていた時だったんです。

2日後、会社に行くとたいへんなことに・・・・・

小生は技術管理部長と合わせダカールラリー車の車両製作責任者(CE)
兼任になっていました。

「設計部門から異動してまだ2ヶ月しかたっていない。
しかし、受けた?からには、しっかり頑張ろう・・・・・。」

とは言うものの・・・

入社以来設計一筋で、車両製作まとめに携わった事がなく、未知のゾーンでありました。

現社長兼ドライバーの照仁さんが当時の頃について語っています。
「折乃笠さんとの出会いは2009年のことでした。
 その年から、アフリカで開催されていたダカールラリーが南米に舞台を移すことになり、
 これまで以上にマシンの性能アップが求められていました。
 そのマシン開発の陣頭指揮を折乃笠さんが担うこととなり、3年に渡り共に戦ってきました。
 生産車の開発に携わってきたといっても、レース車両で求められる次元との隔たりは大きく、
 初めはお互いの認識が噛み合わない場面も多くみられました。」

小生は、入社以来、重要保安部品の設計担当だったため、何よりも強度耐久性を
最重要視していました。

よって、ダカールラリーについては設計室長・部長時代、自分の担当する装置が壊れて
日野初のリタイヤだけは出したないという理由からむしろ消極的でした。

その考えは、ダカールラリー担当になってからも、最初の頃は変わらなかったのですね。

そんなある日、照仁さんのお父様(当時社長)の一言がありました。
「車と我々ドライバーは一体だ。苛酷な走行では 我々が路面と車の間のダンパーになる。
 だから、車両限界に近い性能を出す車にしてくれ。」

時と場合によって、考え方を変える、行動を変える必要があると小生思ったのでした。
そして、ダカールラリー対応は自分なりに大きく変化をしたのです。

更に、照仁さんは
「時を重ねる毎にお互いの理解も深まっていき、2012年大会には8年振りとなる
 新型レーシングトラックを開発し、好成績を収めることができました。」

ここで、当時、照仁さんと小生の母校へ行って学生に話した内容を紹介します

「ダカールラリーチーフエンジニアとして
 (1)関係者全員をやる気にさせる事が一番大事
 (2)レース参戦の目的の明確化が必要
 (3)目標(総合10位以内)達成のための手段を
    細分化し具現化することが必要 
 (4)マン-マシンシステムの新たなる発想が必要   

 長岡技大生に望むこと (大きな仕事をするために)
 (1)まずは組織作り雰囲気作り
 (2)技術には必ず目的がある
 (3)技術は目標達成のために細分化が必要
 (4)人と技術の共存が大事 」

この考えは、その後の小生の会社人生に非常に有効でした。
合わせて、今でも時々思い出しては、自分を奮起させています。

よかったら、読者の皆さんも参考にして下さい。

以上の様に、ダラールラリーに携わって、多くの貴重な経験をさせていただきました。

菅原さんのお父様(義正様)、照仁さんには、本当に感謝しています。
もちろん、これからもお付き合いをよろしくお願いします。

次回は、お父様(義正様)、照仁さんの他己紹介をしたいと思います。
とてもためになる人生訓とお笑いがあります。

 

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