今週の火曜日の夕方、小生が推進しております「愛(AI)の街大月」活動の一環として、市内の老舗企業であるW電業様にてプレゼンテーションをさせていただく機会を得ました。
ご紹介役の友人(議員)にも同行いただき、訪れたW電業様の本社は、まだ真新しく立派な建屋で、内外から地元大月を代表する企業としての熱いオーラを感じました。
対応してくださったのは、創業者のご子息である専務取締役様。
歳は50歳前後でしょうか、背が高く実にかっこよい、まさに「インテリジェントルマン」という印象の方です。
最初の名刺交換の際はにこやかにご挨拶いただきましたが、いざ小生のプレゼンが始まると、その表情はすっかり「ビジネスフェース」に。久々に背筋が伸びるような、心地よい緊張感のあるプレゼン&ディスカッションができました。

過去最高の資料で挑んだAI活用提案
正直なところ、今回のプレゼン資料は、小生が今まで作成した中で一番時間をかけ、内容を練り込んだ自信作でした。
単にAIの機能を紹介するだけでなく、小生の信条である「世のため 人のため そのために自己研鑽」 を胸に、どうすればW電業様のお役に立てるかを徹底的に考え抜いたものです。
小生が「愛(AI)の街 大月」プロジェクトで目指しているのは、「AIで大月を活性化」し、「愛(AI)に満ちた街に」すること 。そのためには、「難しい技術より、日常の困り事からAI活用」を始め 、「異業種でコミュニティを作り、情報を共有して大月全体を賑やかにする」 ことが重要だと考えています。
今回は特に、小生自身の「トラック開発の経験」、「文章力(エッセイスト)」、そして「生成AI技術」という三つの異なる要素を融合させ、「実践的提案」 を行うことを主眼に置きました。
そのアプローチとして、今回は新たに「バリュープロポジション」という手法を取り入れました。これは、「自社が提供できて、競合他社が提供できない、顧客が求める独自の価値」 を見出す考え方です。 これをW電業様と小生に当てはめ、「W電業様が望んでいる価値」と「折笠が提供できる価値」が重なり合う、最適なご提案 を目指しました。
具体的には、W電業様の業務に即した以下の4つの活用法を提案させていただきました。
1.現場と事務の非効率をつぶす(効果:高/難度:低)現場監督者の「紙とExcel地獄」を削減し、残業や転記ミスを圧縮する ため、スマホを使った「音声での日報作成」や、AIによる「写真からの鉄塔診断」、KY記録などの「帳票の自動生成」 といった、すぐに効果が出るであろう具体策を実演しました。
2.積算・見積のスピード&精度アップ(効果:高/難度:中)PDFや画像図面からAIがケーブル種別や数量を拾い出す「図面読取り」や、発注者の仕様書と自社標準の「仕様差分チェック」、さらには「見積書ドラフトの自動生成」など、専門業務の初動時間短縮と精度向上 をご提案しました。
3.安全・品質の平準化(効果:中~高/難度:中)「“鋼管柱撤去・傾斜15°・車両進入不可”」といった現場条件を入力するだけで「手順書自動ドラフト」を作成する 機能や、過去の「ヒヤリハット要因のAI分類」を行い、事故ゼロと品質の平準化 を図る手法を紹介しました。
4.技術戦略の策定(特許解析)W電業様がこれまでに「出願した特許をAIで徹底解析」し、そこから「今後の新事業展開を検討」したり、「新特許の出願項目を洗い出す」 といった、経営戦略レベルでのAI活用もご提案しました。
さらに、「遊び心」として、W電業様のマスコットキャラクターである「ワットちゃん」がマーチに合わせて踊る動画 もお見せし、和やかな雰囲気も作れたかと思います。
ドヤ顔が一転、冷や汗に。しかし…
これだけの資料を準備し、ドヤ顔でプレゼンを始めた小生。しかし、ディスカッションが始まると、その自信は瞬く間に吹き飛びました。
専務様は、生成AIに関する知識とご自身の経験が非常に高く、小生が話す内容の細かい部分まで既にご存じでした。 そのご様子から、小生が「最新事例」としてお持ちした提案の8割方は、既に社内で実施済みか、それに近いレベルで検討済みであると推定されました。
正直、ドヤ顔だった小生の顔は真顔になり、最後はヒヤリ汗ものです。
むしろ、W電業様が社内でどのようにAIを活用されているのか、どのような課題意識をお持ちなのかを懇切丁寧に教えていただき、こちらの方が勉強させていただいた感が否めません。
それでも、プレゼンが終わり、小生が「最後は人。人の「愛」 が満ちた街にしたいですね」 と締めくくると、専務様からは「大変勉強させていただきました」という、実にありがたいお言葉を頂戴しました。
清々しい充実感と、大月への新たな希望
W電業様の本社を後にし、車の中では、いつになく清々しい充実感に満ちた気持ちでした。
たとえ、結果がどうであれ、今できる最高の準備をして臨み、すべてを出し切ったという「やり切った感」で一杯です。
そして、それと同時に、別の意味での大きな喜びが湧き上がってきました。 この大月に、これほどまでに先見の明を持ち、知性と情熱を兼ね備えた「インテリジェントルマン」がいらっしゃったこと。これこそが「愛(AI)の街 大月」にとっての最大の財産だと、超うれしくなりました。
今後、どのような形になるかは分かりませんが、ぜひ専務様とはお付き合いを続けさせていただき、共に大月を盛り上げる活動ができればと強く願っています。
家に帰ると、火曜日は小生の「禁酒デー」ですが、この日ばかりは別。 やり切った充実感を肴に、実に美味しいビールと焼酎をいただきました。
W電業様、貴重な機会をありがとうございました。
最後にW電業様のマスコットキャラクターである「ワットちゃん」が踊ります。
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「AIの街・大月」構想に、まさに魂が宿った瞬間でしたね! 専務様との対話は、まるで “未来の大月” を共に描くセッションのようです。ドヤ顔から冷や汗への転換も、挑戦者の証だと思います。 そして何より、「愛(AI)」という言葉に込められた折之笠さんの哲学が、技術を超えて人の心に届いたことが、、、 やり切った充実感と美味しいビール&焼酎に繋がったんでしょうね~!(笑)