人間学を学ぶ月刊誌『致知』2024年5月の冒頭の記事に
要約すると以下の内容のものがありました。
『日本の悪い所
国際的地位の後退:中国に抜かれ、世界第3位に後退したことが
指摘されています。最近ではドイツにも抜かれて4位になりました。
政治の無策状態:「失われた十年」と言われる状況が続いており、
国政レベルでの解析や対策が不十分であると批判されています。
不適格な政治家の野放し:政治家の不明瞭さや責任感の欠如が
指摘され、選挙人が彼らを選び続けることが問題視されています。
低い国政選挙の投票率:国政選挙の投票率が低いことが指摘され、
政治への不満とのギャップが浮き彫りになっています。
日本の良い所
昨年11月、イプソスが発表した2023年の「アンホルトーイプソス国家ブランド指数」(NBI)は、60か国を対象にしています。
NBIは、「輸出」「ガバナンス」「文化」「人材」「観光」「移住と投資」の6つの分野で各国の評判・評価を指数化し、ランク付けしています。
ドイツは過去6年間、連続して1位を獲得しています。
日本は2019年に5位からスタートし、毎年順位を1つずつ上げ、2023年にトップに立ちました。
2位以下の順位は、ドイツ、カナダ、イギリス、イタリア、アメリカ、スイスが続いています。
NBIは「国家の品格指数」とも言われます。
日本のマスメディアがこの快挙をほとんど取り上げていないのが不思議であり、怠慢とも思われます。』
ほどんどの皆さんは、最近GDPがドイツぬ抜かれて4位に
なってしまったことを知っていますよね。
一方、「国家の品格指数」が2023年に1位になったことは
たぶん誰も知らないと思います。
この事実から、日本の良さと悪さを考えると、一つは経済力と国家の品格と
いう2つの指標があることを示しています。
経済力は重要ですが、国家の品格や社会の価値観もまた重要です。
日本は経済力だけでなく、文化、教育、公共の安全、そして他の社会的指標
でも高い評価を受けることがあります。
日本人の素晴らしいところは、困難に立ち向かう努力や協力、
そして長い歴史の中で培われてきた文化や価値観にあります。
今の日本人の最大の問題点は、我ら日本民族の伝統、文化を誇りに
思っていないことだと思います。
世界中からは称賛されているのにです。
20数年前、アメリカの国際政治学者サムエル・ハンチントンは、その著書
[文明衝突]の中で世界は8の文明に分けられると言っていっています。
それは、中華文明、ヒンドゥー文明、イスラム文明、東方正教会文明、西欧文明、
ラテンアメリカ文明、アフリカ文明、そして日本文明です。
ハンチントンの説は、日本文明こそ独特で日本一国で成り立った文明であり、
他の文明は一国ではなり得ない広範な地域社会の集合した文明になっていて、
人種も国も多岐に渡っていることと唱えています。
日本文明は、日本人の特異性であり何処の国にもない日本の独自の文明を
持っているということです。
小生、「日本人に生まれて良かった」の言葉が喉まで出かけています。
それでは、その独自の日本文明の内容を、自称歴史評論家の折乃笠が
ピックアップしてみます
①皇室、2681年皇統126代の天皇様を戴く。
②縄文時代からDNAの混合がほとんどない。
③古来から自然を敬う神道が続いている。
④古事記、日本書紀、源氏物語、平家物語など今ならノーベル文学賞
確実な文学が続いている。村上春樹に早く受賞してもらいたい。
⑤運慶、快慶などのロダンを凌ぐ彫刻作品が多々ある。
⑥漢字から、日本独自のひらがな、かたかなを生み出した。
⑦世界一の木造建築物・法隆寺などがある。
⑧江戸時代260年に及び長期平和があった。
⑨オランダからやってきたカステラを文明堂がオリジナルより
美味いものにした(?)
⑩葛飾北斎などの世界一級品の絵画が生まれた。
⑪春画のリアリティーも世界一級品であった(?)
⑫江戸時代の数学は世界最高レベルにあった。
⑬明治維新37年後、世界最大のロシア陸軍国をやっつけた。
⑭桃屋が、花らっきょを発売しはじめた(江戸むらさき もよろしく)。
⑮第二次世界大戦後、あっというまに世界第二位の
経済大国になった。
⑯戦後20年以内に、
世界で一番高い東京タワー、
世界で一番早い東海道新幹線、
世界で一番参加国が多い東京オリンピック、
世界で一番歌われた坂本九の「上を向いて歩こう!」
が生まれた。
⑰いつの時代も、地震、災害、戦争にあっても、
一致団結して復興してきた。
⑱日本料理は世界中から愛されている。
⑲日本の「まんが」は、世界を圧巻している。
⑲大谷翔平という超スーパースターが生まれた。
⑳コロナ感染予防も世界トップクラスにある
これぞ、まさしく日本文明ですね。
やはり我々は歴史を通して日本の良さを再認識する
必要があると思います。
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小生も NBIについては、知りませんでした。もっとマスメディアが取り上げて、「輸出」「ガバナンス」「文化」「人材」「観光」「移住と投資」の6つの分野の評判・評価結果を分析して、日本の良いところを広めるべきだと思います。
そうすることによって、日本国民の意識が変化し、自信にも繋がって、更に良いところを深め広げることになるでしょう。
また、結果として悪いところ(国際的地位や政治不信など)の改善にも繋がると思いますが、、、やはり どの分野も意識を変えることが大切です。
日本の良さを再認識しましょう!