AIの超インフルエーサーのチャエンさん(@masahirochaen)のポストにとても感動しました。

『AI時代に価値が高い人材はIQよりもEQ・・・・・』

あまりにも素晴らしかったので、小生の故郷葛飾の英雄寅さんとその妹さくらに
人情味あふれる会話で紹介してもらいました。

先ずはAIに二人の性格をしっかり理解させて、チャエンさんのポストを読ませます。

さて、その結果は?

「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します!」

「まあ、お兄ちゃんたら。急にどうしたのよ、大きな声出して」

縁側でまどろんでいた俺の威勢のいい声に、さくらが呆れたような、それでいて嬉しそうな顔で、冷たい麦茶の入ったグラスを運んできた。ちきしょう、こいつの笑顔を見ると、どんな疲れも吹っ飛んじまうから不思議なもんだ。

「へっへっへ。どうだ、さくら。久しぶりに聞いて、お兄ちゃんのこの名調子に惚れ惚れしたか?」

「もう、相変わらずなんだから。でも、なんだか安心するわ。お兄ちゃんがそうやって元気でいてくれると」

そう言って俺の隣にちょこんと座るさくら。ふと、その顔が少し曇っているのに気が付いた。

「なんだい、さくら。何か悩み事かい? 博の奴がくだらねえことでお前を泣かせたんじゃあるめえな。よし、もしそうなら、この車寅次郎が…」

「違うのよ、お兄ちゃん。そんなことじゃないの」

さくらは、ふふっと笑って首を横に振った。

「最近ね、満男が会社でよく聞くんですって。『エーアイ』って言葉」

「えーあい? なんだい、そりゃ。アメリカの新しい果物かい? それともあれか、旅先で見た新しいパチンコの台の名前か?」

「うふふ、違うの。人工知能っていう、ものすごく頭のいいコンピューターのことなんですって。人間の代わりに、難しい計算をしたり、文章を書いたり、いろんなお仕事をしてくれるようになるんですって」

「へえ、そりゃ大したもんだ。じゃあ、あれかい? タコ社長みてえな計算高い奴は、みんな機械になっちまうって寸法かい?」

俺が膝を叩いて大笑いすると、さくらもつられてくすくす笑い出した。

「そうねえ…。まあ、社長さんはともかく、パソコンを上手に使えたり、難しいことを考えたりするお仕事は、だんだんエーアイの方が得意になっていくんですって。だから、そういう能力だけじゃ、これからは差がつかなくなってくるって」

「ほう。じゃあ、一体全体、何で人間の値打ちが決まるってんだい?」

俺が麦茶をぐいっと飲み干して尋ねると、さくらは少し考え込むように空を見上げた。

「これからはね、人から好かれるとか、この人と一緒に仕事がしたいなって思われるとか、そういう気持ちが大切になるんですって。いくら仕事ができても、嫌味を言われたり、冷たくされたりしたら、誰だってお仕事頼みたくないでしょう? それなら、エーアイにお願いした方がいいってなっちゃうから」

「……」

俺は黙ってさくらの話を聞いていた。こいつ、いつの間にこんな難しいことを考えるようになったんだ。いや、違うな。こいつが言ってるこたあ、難しいことでもなんでもねえ。当たり前のことだ。

「はっはっは! なあんだ、さくら! お前さんは、随分と遠回しな言い方をするじゃねえか! 要するにこういうこったろ!」

俺は立ち上がって、ポンと威勢よく腹を叩いた。

「結構毛だらけ猫灰だらけ、ケツの周りは糞だらけってな! つまりだ、頭でっかちのインテリ野郎がいくら偉そうな屁理屈を並べたところで、人の心ってもんは動かせねえってこった! そうだろうが!」

「まあ! お兄ちゃん、お言葉が悪いわ」

さくらは眉をひそめるが、その口元は笑っている。

「へっ。昔からそうだよ。俺たちテキヤ稼業はな、売ってる品物がいいのは当たり前よ。それよりも何よりも、この車寅次郎っていう人間から買ってやりてえ、そう思わせなきゃ商売にゃならねえんだ。旅の空で出会ったお客さんと、世間話に一つ花を咲かせ、『兄さん、威勢がいいね! よし、一つもらってくか!』ってなもんよ。そこに難しい計算も屁理屈もねえ。あるのは、人と人との付き合いだけだ」

俺は喋りながら、これまでの旅を思い出していた。北は北海道から、南は沖縄まで。いろんな場所で、いろんな人に出会った。威勢のいい漁師の親父、子育てに悩む若いおっ母さん、恋に破れてしょげていたお嬢さん。みんな、俺が売る品物よりも、俺が発するくだらねえ冗談や、デタラメな身の上話に笑って、そして時には一緒に泣いてくれた。

「お兄ちゃんの言う通りね…」

さくらが、しみじみとした声で呟いた。

「率先して、誰かのために動けたり、つらい人の気持ちに気づいてあげられたり、そして、ただ一緒に話しているだけで心が温かくなるような、そういう人の価値が、これからもっともっと大切になるのね」

「当たり前でえ!」

俺は胸を張った。

「それが人情ってもんだろうが。AIだかエーアイだか知らねえが、そいつに人の心の機微がわかってたまるかい。好きな女のために見栄を張りたくなる男の気持ちや、我が子の寝顔を見て幸せをかみしめる親の気持ちが、機械に分かってたまるかってんだ!」

喋っているうちに、なんだか自分のことじゃねえみてえに、胸が熱くなってきた。

「人間なんてのはな、さくら。不器用で、馬鹿で、見栄っ張りで、どうしようもねえ生き物よ。惚れた腫れたで喧嘩して、親子喧嘩で家を飛び出して、それでも腹が減りゃあ、こうしててめえの生まれた家に帰ってきちまう。そしたら、お前さんみてえな妹が、『お帰りなさい』って、冷たい麦茶の一杯も出してくれる…」

そこまで言って、俺は言葉に詰まった。ちきしょう、いけねえ。歳はとりたくねえもんだ。涙腺てやつが、すっかり緩んじまってる。俺の目から、ぽろりと一筋、涙がこぼれ落ちた。

「お兄ちゃん…」

さくらの声が震えている。見れば、こいつの大きな瞳にも、いっぱいの涙が溜まっていた。

「うふ、ふふふ…。なんだか、おかしいわね。エーアイの難しい話をしてたはずなのに。お兄ちゃんの話を聞いてたら、笑ってるうちに、涙が出てきちゃった」

さくらはそう言って、袂で目元を拭った。

「うるせえやい! 人の顔見て笑いやがって。おめえが泣くから、俺もつられちまったんじゃねえか」

俺は照れ隠しに、わざと悪態をついて、ぷいと横を向いた。

青い空に、白い雲がゆっくりと流れていく。蝉の声が、まるで俺たちを励ますように、じいじいと鳴いている。

そうだ。これでいいんだ。

いくら世の中が便利になって、頭のいい機械が何でもやってくれるようになっても、これだけは変わらねえ。

好きな奴の顔が見てえ。
困ってる奴がいたら、助けてやりてえ。
嬉しいことがあったら、一緒に笑いてえ。
悲しいことがあったら、一緒に泣いてやりてえ。

そんな、面倒くさくて、非効率で、理屈じゃ説明できねえ「好き」だの「嫌い」だの、「嬉しい」だの「悲しい」だのっていう、ごちゃごちゃした気持ち。それこそが、俺たち人間に残された、たった一つの、そして何より尊い宝物なんじゃねえだろうか。

「なあ、さくら」

俺は、涙で濡れた目で、もう一度さくらの顔を見た。

「人間ってのは、つらいことばっかりだけどよ…やっぱり、いいもんだな」

「ええ、お兄ちゃん」

さくらは、今までで一番きれいな笑顔で、静かに頷いてくれた。その笑顔だけで、俺は、また明日から旅に出る勇気が湧いてくるんだから、不思議なもんだ。

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