冒頭から失礼します。

小生の歴史観
 「歴史はいろいろな人の生きざまを教えてくれる。
  歴史を学ぶことは人生を考えること。
  歴史はロマンだ。」

皆さん、職場や家庭、SNSなどで、その場の感情に任せて相手に怒りをぶつけてしまい、
後悔したことはありませんか?

 

1.医学的 6秒ルール

その「怒り」は医学的に解明されていて、その沈め方も伝えられています。

例として脳研究の説があります。

怒りの感情は脳内の大脳辺縁系で生まれ、それを前頭葉で抑える構図となっているそうです。

そして怒りの発生から理性の発動までには約6秒の時間的なズレがあると言われているのです。

つまりその間をやり過ごすことができれば、理性が働き怒りを抑えられるいうものです。

結論は、「怒る前に6秒待て!」ということです。

 

2.反面教師 忠臣蔵・浅野内匠頭の場合

まず、最初に 忠臣蔵 を簡単に紹介致しましょう。
”図解雑学 忠臣蔵 菊池明 ナツメ社”からです。

『概略
元禄14年(1701)3月14日、赤穂藩主・浅野内匠頭が江戸城松の大廊下で、吉良上野介に
斬りつけるという事件があった。
これが発端である。
その場で取り押さえられた内匠頭は即日切腹を命じられ、赤穂藩は領地没収、
浅野家は断絶となり、藩士たちはすべてを失って浪人となった。
一方の上野介はただの被害者とされ、処分はなかった。
これに不満を抱いた大石内蔵助ら47人の赤穂浪士は翌年12月14日、
苦難を乗り越えたすえに、吉良邸へ討ち入り、上野介を討ち果たす。
そして、彼らは泉岳寺に眠る内匠頭の墓前に上野介の首を捧げると、
元禄16年2月4日、幕府の命によって全員が切腹し、亡君のもとへと旅立つのである。』

ここで有名な一言 「殿中でございまするぞ」 が即刻翌日の内匠頭の切腹に
繋がっています。

その直後、内匠頭は家来一同に「許せ」と詫びています。

このことは、内匠頭は自分自身の先を考えない軽はずみな行動を知っていながら、
衝動的に行動してしまった点を認めていると考えられます。

忠臣蔵では、変節、忍従、挫折、疑念、決断、別離、死という数々の現実が
展開されています。

それらを乗り越えて、ついに本壊を遂げた彼らを思うとき、人は無条件に感動する、
その証しが絶えることのない泉岳寺の香華であるとも言われています。

忠臣蔵は、まさに人間ドラマなのであると言われています。

しかし、小生はどうしても賛成できません。

浅野内匠頭の先を考えない軽はずみな行動により、家臣、その家族、赤穂領民全員を
一瞬にして不幸のどん底に落とし込み、日本全国を大騒ぎさせた事は、人間ドラマの
出発点としがたい事だと思うのです。

殿中で「6秒!」せめて「6秒」待っていれば・・・

この「6秒」が歴史を大きく動かしたのでした。

小生の論文(A4版21枚)を是非お読みください

悪人は、浅野内匠頭か、吉良上野介か

 

3.まとめ

小生も、「カ~ッ」となることがあります。「怒り狂う」こともあります。

そんな時.「6秒」待つ、その間深呼吸をする、を心掛けていきたいと思います。

今回のブログ内容は、自分を戒める良い機会でした。

皆さんは如何でしょうか?

それでは最後にもう一度

歴史は、いろいろな人の生きざまを教えてくれる。

歴史を学ぶことは人生を考えること。

歴史はロマンだ。

そして、「怒る前に6秒待て!」

   

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