これから、しばらくの間、生成AIを使うことを目的にするのではなく、
各種課題を達成するのに生成AIを如何に有効活用したらよいかを
検討することにしました。

市役所でも、時々、生成AIを使って業務遂行をしていますが、
自分が如何に頭でっかちで実務に則した技術を持っていないことを
思い知らされています。

さて、今回の課題は
Ⅳ.料金シミュレーション (コンサルティング料金計算方法)

【結論】

  案1:エクセルでデータを整理し、ChatGPTで計算させる
   ・本日別課題でやってみたがプロンプト次第ではかなりのことができそう
  案2:Microsoft製Copilotを使用して料金シミュレーションシステムを作る
   ・案2の応用版
  案3:Difyにて料金シミュレーションシステム(チャットポット)を作る
   ・最終的な姿

 今後、コスト、システム作成時間、将来性を考えながら選択していく

【詳細】 

◆案1&一部案2.コンサル料金のシミュレーションを生成AIで行う方法

・適切な生成AIの選択
 コンサル料金のシミュレーションには、大規模言語モデル(LLM)を活用したAIシステムが最適です。
 具体的には、ChatGPTやGPT-4などのモデルが適しています。

・シミュレーション方法
 データの準備
  過去のコンサル料金データを収集します。
  料金に影響を与える要因(プロジェクトの規模、期間、コンサルタントの経験など)を特定します。

・AIモデルのファインチューニング
 収集したデータを使用して、LLMをファインチューニングします。
 コンサルティング業界特有の用語や概念を学習させます。

・入力インターフェースの設計
 ユーザーがプロジェクトの詳細や希望するサービスを入力できるインターフェースを作成します。

・シミュレーションの実行
 ユーザーの入力に基づいて、AIが料金シミュレーションを行います。
 結果は、予想される料金範囲や内訳を含む詳細な見積もりとして提示します。

・結果の説明と調整
  AIは、算出された料金の根拠を説明します。
  必要に応じて、ユーザーは追加情報を提供し、シミュレーション結果を調整できます。

・実装例
以下は、OpenAI APIを使用した簡単な実装例です:
python
import openai

openai.api_key = ‘あなたのAPIキー’

def simulate_consulting_fee(project_details):
prompt = f”””
以下のプロジェクト詳細に基づいて、コンサルティング料金のシミュレーションを行ってください:

{project_details}

料金の内訳と総額を提示し、その根拠を説明してください。
"""

response = openai.Completion.create

   ( engine=”text-davinci-002″,
prompt=prompt,
max_tokens=500)

return response.choices[0].text.strip()

使用例

project_details = “””
プロジェクト名:AI導入支援
期間:3ヶ月
規模:中規模企業(従業員500人)
要望:AIチャットボットの導入とカスタマーサポート業務の効率化
“””

result = simulate_consulting_fee(project_details)
print(result)

この方法を使用することで、コンサル料金のシミュレーションを効率的かつ正確に行うことができます。

・注意点
 データの品質: シミュレーションの精度は、使用するデータの品質に大きく依存します。
 正確で最新のデータを使用することが重要です。

 コスト: 生成AIの導入には初期コストがかかる場合があります。
  100万円以上のコストがかかることもあるため、費用対効果を慎重に検討する必要があります。
 
 継続的な学習: 市場の変化や新しい料金体系に対応するため、AIモデルを定期的に更新し、再学習させることが重要です。

 法的・倫理的考慮: 料金設定に関する法的規制や業界の倫理基準を遵守するよう、AIモデルを適切に設計し、監視する必要があります。

この方法を活用することで、コンサルティング業界におけるサービス品質の向上と、より正確な料金シミュレーションが可能になります。

◆案3.Difyを使用して過去データから計算式を作成する方法。

・データの準備と前処理
 過去のデータを収集し、関連する要因と結果を特定します。
 Difyのナレッジベース機能を使用してデータをアップロードします。
 データのクリーニングと正規化を行い、異常値や欠損値を処理します。

・ワークフローの設計
 Difyのホーム画面から「最初から作成」を選択し、「ワークフロー」を選びます。

・以下のステップでワークフローを構築します:
 a. 入力ノード:ユーザーからの入力を受け取ります。
 b. データ取得ノード:ナレッジベースから関連データを取得します。
 c. 計算ノード:AIモデルを使用してデータを分析し、計算式を生成します。
 d. 出力ノード:生成された計算式を表示します。

・AIモデルの活用
 計算ノードでLLM(大規模言語モデル)を選択します。

・システムプロンプトに以下のような指示を入力します:
 ”与えられたデータを分析し、最適な計算式を生成してください。計算式は{入力変数}を使用し、{出力変数}を予測するものとします。”
 入力変数と出力変数を適切に設定します。

・計算式の生成と検証
 テストデータを使用してワークフローを実行し、生成された計算式を確認します。
 必要に応じて、プロンプトや入力データを調整し、計算式の精度を向上させます。

・最適化とデプロイ
 生成された計算式の性能を評価し、必要に応じて調整します。
 ワークフローを保存し、「公開する」ボタンからアプリを公開します。

この方法を使用することで、Difyを活用して過去データから計算式を効率的に作成できます。
ただし、生成された計算式の精度と妥当性は、入力データの品質とAIモデルの性能に大きく依存するため、結果は常に人間の専門家によって検証される必要があります。

◆参考 Difyを使用例

・AIアプリケーションの開発
 チャットボットの作成:カスタマーサポート用や社内FAQ対応のAIチャットボットを開発できます。
 テキスト生成ツールの構築:商品説明文や記事の自動生成ツールを作成できます。
 データ分析ツールの開発:大量のデータを分析し、インサイトを抽出するAIツールを構築できます。

・高度な機能の実装
 RAG(Retrieval-Augmented Generation)の活用:独自のドキュメントやデータを基に回答するチャットボットを作成できます。
 外部ツールとの連携:Google検索、Slack、DALL-E、Stable Diffusionなどの外部ツールやAPIを組み込んだアプリケーションを開発できます。

・カスタマイズと拡張
 多様なAIモデルの利用:OpenAI、Anthropic、Azure OpenAI、Llama2、Hugging Face、Replicateなど、様々なAIモデルを選択して利用できます。
 テンプレートの活用とカスタマイズ:チャットボット、タスクリスト、カレンダーなどの既存テンプレートを使用し、必要に応じてカスタマイズできます。

・ビジネス応用
 MVPの迅速な開発:スタートアップ企業が最小限の製品を素早く開発し、投資獲得や顧客獲得に活用できます。
 既存アプリケーションの強化:DifyのAPIを使用して、既存のアプリケーションにAI機能を追加できます3。
 社内AI活用の促進:大企業がDifyを社内のAIゲートウェイとして導入し、AI技術の利用促進と一元管理を実現できます。

・開発プロセスの効率化
 ノーコード開発:プログラミング知識がなくても、ドラッグ&ドロップでAIアプリケーションを構築できます。
 直感的なワークフロー設計:視覚的に分かりやすいインターフェースを使用して、複雑な処理や条件分岐を設計できます。

これらの機能を活用することで、Difyは幅広いユーザーが効率的にAIアプリケーションを開発し、ビジネスニーズに応じたソリューションを構築することを可能にします。

やべえ。なんとなく頭でっかちになってきた。

そろそろ、手を手を動かさないと・・・

 

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